Posted on 7月 28, 2025
(映画パンフレット)『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』
ハリナ・ディルシュカ監督作品『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』(2019)
(原題)Jenseits des Sichtbaren – Hilma af Klint、Beyond the Visible – Hilma af Klint
宮澤賢治、マーラー、人智学、森の生活(ウォールデン)、ニキ・ド・サンファル、
・・半券を提示して(200円割引き)の鑑賞。先に展覧会に行って良かったかな。この作品以後影響もあってか久しぶりに『ホーリー・マウンテン』を観ようかと、そのあと去年劇場公開を見逃した(知らなかった)『男女残酷物語』を観ようと・・そんな流れとなってる。
・・べつに不思議っていうわけじゃないが、この映画の鑑賞中、子宮あたりがズンズン、いや子宮じゃないか、男だからね、つまりは下腹部あたり(第一チャクラあたり)が温かく感じたんだよね、これホントに、映画の前にも展覧会でも感じたことなんだなぁ。そんなこともあってか、単なるドキュメンタリー映画に過ぎず彼女の作品、生き様を通じて自分にとってのまさに血や肉となったかもしれない。全編静かな映画だったが衝撃をもらった。
ヒルマさんも云ってたように「結婚や出産を幸せだとは思ってない」って、これって、今も読み続けている「ラー文書 一なるものの法則」にも書かれてあること。まさかのタイムリーな胸に染み入るワードに共感共鳴。 芯が強いのか益々ヒルマさんに(作品もだが)興味が湧いた。
・・パンフの表裏のデザイン中身を2,3ページみて逆だとわかった、え?変だなぁ~って。どう考えても絵付きの方が表だと思うでしょ?
Posted on 7月 28, 2025
(映画パンフレット)『恋人までの距離(ディスタンス)』
リチャード・リンクレイター脚本(主演の二人も共同脚本)、監督作品『恋人までの距離(ディスタンス)』(1995)
原題「Before Sunrise」
(出演)イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、
(劇中歌)「Come Here」ケイス・ブルーム
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・・すでに、いつの間にやら手元には『ビフォア三部作シリーズ』のパンフもあり(いつものごとく積パン・・パンフはあるがまだ映画を観ていない状態)、映画も録画保存しているにも関わらずこれまで観ていなかった。タイミングもあるし観たいという意欲の有る無しなど。 そして今になってようやく第一作から観てみようと(嫌々じゃないが少し腰を上げるような心持で)。巷でもこのシリーズじたい人気ある作品とも云われてるし。
・・まず初公開時からもそうだけど、あらためて、邦題がどうも。今では普通にタイトルに使われるカタカナ表記のそのまんまのタイトル『ビフォアサンライズ』でよかったんじゃない。表紙の写真もラストの二人よりかは個人的には列車の食堂車でのツーショットの方が・・なんか思ったなぁ。
それで映画だけど、やはり観た時期が遅すぎた。つまりは既に三部作あるとわかったうえでの第一作目の鑑賞。ということで、一作目がどんな結末になろうとも続き(続編)があることがわかってるという状態で観たということ。公開された当時のように二作目三作目もない状態で観たらよりラストにいたる二人の別れが寂しく悲しいと云うのか余韻を感じたろうなぁと。そのこともあって感動も薄れたし。
そしてそもそもなんだが、(これまで観ていなかった動機にもあるが)主演の美男美女の二人。欧米ではこういうこと(行きずりの関係)はあり得るかどうかはともかく、日本人としてリアル感ないトレンディードラマを観たかんじでどうも(思ったとおり)のめり込めなかったなぁ。多少の僻みやっかみもあったんじゃなかったかな。いくらなんでも馴れ初めにに関して(一期一会)、軽く話しかけたりするのはまだしも急遽途中で降りてまで同行するという・・ちょっとそれは無いんじゃないかなと(切符の無駄までとは云わないけど)。 とにかく美男美女のベタベタイチャイチャが観てて気に食わなかったんじゃないかなと。
ただ唯一響いた面白かった点といえば、フィクションの設定とはいえ、冒頭での列車内での二人が近づく原因となった或る夫婦のケンカ・・つまりは、これに関しては映画でなくともまさに現実でも起きようことだが、知り合うキッカケとなること、出会いの要因が第三者の行動によることという、スピリチュアルっぽい云い方をすると縁(キューピット)役として喧嘩夫婦が取り持ったという、ふとしたキッカケがいつどこにあるかわからないというもの。これに関しては映画の世界でなくとも自分にもこれまで何十とあったしこれからも起こるであろうという素晴らしいことがあるんじゃないかななんて思ったりも。
・・個人的にはご期待に沿えなかったが、一応三作は観ようかと。