Posted on 6月 30, 2019
(小説・エッセイ)(松本清張)『死んだ馬』


松本清張原作『死んだ馬』(1969)角川文庫「内海の輪」収録作品
「・・芸術家的な人は恋愛によってデーモンがのりうつってくるものである。・・」
「・・彼の停止した機能の車輪は三沙子によって回転した・・」
・・ここんとこ(AXNミステリー)チャンネルで清張生誕110周年としてドラマがいつもよりも多くバンバンに放映されたりしてて予約に録画にすぐにHDDいっぱいになるので書き出しに連日忙しい。
初めて観るにちかいような、久しぶりのようなドラマ「死んだ馬」(1981版)を観てすぐに再読。
まず主人公池野夫人(旧姓石上三沙子)を演じた小川真由美さんの露わになった裸体が印象的で、それがキッカケで再読することにした。原作では殺されたがドラマでは記憶喪失になってたね。
清張作品で山形勲さんというと映画「点と線」を思わず浮かんでしまう。
原作で三沙子の例えで出てくる女優の(メアリー・ピックフォード)。初めて知った。
Posted on 6月 30, 2019
(小説・エッセイ)(松本清張)『指』



松本清張原作『指』(1969)新潮文庫「水の肌」収録作品
シーワワー(今で云うチワワのこと?)
同性愛
目白台の高級マンション
凶器のメジャー
・・清張作品を代表する、いかにもな犯罪動機で告げ口や暴露などを恐れての犯行。
・・とは云いつつ、可哀そうなのは殺されたマンションの管理人さん。必ずしも以前のことを誰かに吹聴するとも限らないのに、そうと判断した主人公による犯行によって殺されてしまった。「ゼロの焦点」でのパンパンだった過去を知られないようにと風紀係をしてたというだけで(怖れて)犯行したのと同様、殺された男も過去の暴露をした訳でもないのに(恐喝したこともないのに)可哀そうにも殺されてしまった。そんなことも思い返したりと。
それよりも犬を殺したのを目撃した女による投書は今のSNSを思わせるまさに密告のようで、こちらの方が怖ろしいよね。






