Updated on 4月 30, 2022
(映画パンフレット)(ヒッチコック作品)『逃走迷路』


アルフレッド・ヒッチコック監督作品『逃走迷路』(1942)
原題「SABOTEUR」・・他のヒッチコック作品でも『サボタージュ』ってあることからも少し紛らわしさもあったりするよね。
(出演)ロバート・カミングス、プリラ・レイン、ノーマン・ロイド、
・・この映画、たしか水野晴郎さん解説の「金曜ロードショー」などでも(勿論吹き替えで)たしか何度か放映されてたよね。放送時には(自分は基本吹き替えは好きでなく字幕スーパーで観たいので)観なかったけど、次週放送としての予告編での、劇中の船の出航時での破壊活動による爆破のシーンが特に記憶に残ってるね(さすがにラストの自由の女神からの落下は無かったような・・あったっけ?)。
・・展開が似てることからか、どうもこの作品と『三十九夜』と『第三逃亡者』なんかとちょっと混同しちゃったりするんだよね。
Updated on 12月 29, 2022
(映画パンフレット)(ヒッチコック作品)『白い恐怖(東宝)』


アルフレッド・ヒッチコック監督作品『白い恐怖』(1945年)東宝版パンフ
原題「Spellbound」・・魔法にかかった、魅了された、
(出演)イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペック、レオ・G・キャロル、
(音楽)ミクロス・ローザ
・・ヒッチコック映画作品群のなかでも異色な心理サイコサスペンス。
サルバドール・ダリも協力に加わった夢の解釈のシーンがあるけど、ベルイマン監督の「野いちご」の冒頭の教授の見る夢のように現実感のない暗示的要素の連続にまさに夢ならではの世界にワクワクさせられるね。普通じゃない光景が続くこともなにか気色悪さもあるしね。
音楽は巨匠ミクロス・ローザが担当してて、特にオープニングのテーマ曲にテルミンが使われていて不安な旋律に初めて観た時はおっかなかったなぁ(今聴いてもなんだか気味悪いよね)。
劇中では(キャストに関して)他のヒッチ映画にも多数出演している名俳優レオ・G・キャロルが意外にも~~の役で出演。ラストは巨大な銃を持つ手がクルリと180度こちらに回り込んでの赤い閃光とともにバァン!には「ダイヤルMを廻せ」のダイヤルを廻す指とならび本物の指に見えるような特殊効果の精巧さに思わず唸ってしまう。
・・とにかく夢に関して興味ある者(自分含め)にとってはこの映画は一度は観てみるべき娯楽作品じゃないかな。ヒッチコキアンは当然だけどね。






