Updated on 8月 13, 2020
(映画パンフレット)『ムーンライト』
第89回アカデミー賞作品賞受賞作、バリ・ジェンキンス脚本、監督作品『ムーンライト』(2017)
原題「Moonlight」
(出演)トレヴァンテ・ローズ、マハーシャラ・アリ、アレックス・R・ヒバート、
・・よくよく見たらパンフの表紙の顔は3人の合成だったんだね。けっこうあとになって知った恥ずかしさが。
・・この作品は、古書店で安くパンフを買ったのがキッカケだったかな?個人的にはこの時期にこの映画を観られたことに縁を感じたかな。同時期では「スターウォーズ」などで浮かれ騒がれてるここ最近、新文芸座での再上映(年末も年末のこの時期)にて鑑賞。
・・全編にわたってド~ォンとなんとも云えない重苦しいメロディもありの心にズシリとくる。美しかった。切なかった。観てて苦しかったなぁ。自分にも思い当たる境遇に近いくだり(同性愛ではないが孤独感)にはドキドキした。心に響いた。人間というものは誰しもひとりひとり今も昔も孤独で寂しいものなんだね。でも生涯忘れられない心に突き刺さった作品というほどでは正直なかったかな・・。現実的に普通に生きてる自分の境遇とやっぱりはなれているからね・・。
Updated on 1月 8, 2020
(映画パンフレット)『日本の黒い夏<冤enzai罪>』



熊井啓脚本、監督作品『日本の黒い夏<冤enzai罪>』(2001)
(出演)中井貴一、北村有起哉、寺尾聰、遠野凪子
1994年、長野県松本市で起きたサリン事件を題材にした映画。
・・初期作品の「帝銀事件」から「毒薬」から「部落」など扱った監督得意などす黒い社会派映画に観惚れて来た自分もこの映画を期待して観に行った。やっぱり前の作品の『愛する』もそうだったけど、カラー化したきれいな映像がなにか逆にインパクトさを欠けてしまうような、その前によほど初期作品のインパクトが強かった印象があったせいからなのか、なにか衝撃さを感じることが無かったな。不謹慎とは思いながらも、最後の事件の当日の犯行シーンでも目を背けたくなるような残虐さや吐き気を催すような酷さなどがあれば事件の酷さがより脳裏に焼き付いたこしれなかったけど個人的にはなにかサラリと短い時間で済んでしまったかのような印象。
映画を観ながらも流れ的にテレビの2時間実録再現ドラマを観たようで(熊井監督の初期作品に比べて)凄まじさが無かったような(ちょっと残念に思ったかな)。
配役的には個人的には一番この映画で目立ってたのが遠野さんだったかな。








