Posted on 2月 22, 2019
(映画パンフレット)『風の谷のナウシカ』
宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』(1984)
・・映画の内容、感想よりもこの映画について思うといえば、劇中に登場するキャラクターのオーム(王蟲)を観る度に大阪万博(1970)のパビリオンのひとつ(フジパン・ロボット館)が思い出される。万博終了後には愛知県の青少年公園に移築され自分も二度三度、学校の遠足やら家族のレジャーやらで行った記憶がある。もちろんその頃は公園内の建物だと思っていてのちに万博時のパビリオンだったと知りなにか新鮮に思ったもんだった。後年、愛知万博とともに建物は解体されたらしく内部の展示物だったロボットたちは今も残されているらしいが、個人的にはそのロボットたちよりも独特だった(いっけん気持ち悪い)建物の方に愛着(思い入れ)あったので、正直寂しく残念に思う。
Posted on 2月 22, 2019
(映画パンフレット)『スポットライト 世紀のスクープ』
第88回アカデミー賞脚本賞、作品賞受賞、トム・マッカーシー監督作品『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)
1976年にボストンで起きたゲーガン事件を、ボストン・グローブ紙内の特集記事欄「スポットライト」によるチームを描いた作品。神父によるスキャンダル(虐待)というと、清張作品「黒い福音」や韓国映画「トガニ」が思い起こされる。大きくみてジャーナリズム映画とみると「大統領の陰謀」の流れを受け継いでいて、スポットライト内のデスクを観てると「摩天楼を夢見て」も思い起こされたり・・。
・・記者たちによる毎日毎日を歩いて歩いて調べて調べて叩かれて突っ返されたりと(仕事とはいえ)いろいろ大変なんだね。
・・ただ、アカデミー賞作品賞獲ったとはいえラストにかけてのそれほどあがらない(パンフでは「静かなるカタルシス」と)ボルテージのあがらない地味さに、このあいだ観たばかりの『女神の見えざる手』の方がまだ痛快だったかな。あとは宗教感として日本人に対して馴染みがないしね。










