Updated on 4月 22, 2020
(映画パンフレット)(北野武作品)『BROTHER』


北野武監督作品『 BROTHER 』(2001)
(出演)ビートたけし、オマー・エップス、真木蔵人、加藤雅也、渡哲也、
(音楽)久石譲
・・アメリカで撮られたせいからなのか?・・北野映画群のなかでもちょっと異色に感じた作品。
・・元々バイオレンス映画は好きなんだけど、この映画についてはトーンが息苦しく寒々しい(「ゴッドファーザー」観た時よりも凍りついたような印象だったかな)。
劇中に息抜きなユーモアのシーンもあまり観られなく(さすがに腹の中見せろ・・で割腹した大杉漣さんには苦笑してしまったけど)、ただひたすらにヒトの殺されっぷりが続いたよね。不快ではなかったけど観心地は良くなかったね。久石さんのスコアも全編悲壮感漂ってたし。そのあたりが個人的に特に好きな「3-4x」や「ソナチネ」とちょっと区別してしまうのかな。
とにかく観てて寒々しかったなぁ・・。
Updated on 1月 27, 2023
(映画パンフレット)『飢餓海峡』





水上勉原作小説を映画化、内田吐夢監督作品『飢餓海峡』(1965)
東映W106方式(16mmから35mmへのブローアップ時に粒子を荒くするなどの映像処理)①ブローアップ効果②レリーフ効果③サバチェ効果など。
(出演)三國連太郎、左幸子、伴淳三郎、高倉健、
(音楽)冨田勲「地蔵和讃」・・自分があの世に旅立つときに流して欲しい曲のひとつ
・・もぅなんにも云う事ない、日本映画史に残る不朽の名作。初めて映画を観てからその世界観にも憑りつかれると、分厚いページの原作本を承知に改めて読み(清張原作っぽさも感じつつ壮大な人間模様サスペンスに惚れ込み、さらに二度三度映画を観たものだったかな。名画座でも公開されるや観に行ってしまう。もう展開にあぁだこうだ感想云うよりもじっくりと3時間を堪能するのみ。
・・あとはまだ果たせていない仏ヶ浦に一度は訪ねてみるのみ。これが果たせないと死んでも死にきれない・・とは大袈裟だが。是非そこへ行ってサントラ聴きながら酔いしれたいね。そうしたらもぅ半分極楽浄土の世界に居る気分にとなれるかも。







