(映画パンフレット)『危険な遊び』

 

 イアン・マキューアンのオリジナル脚本を映画化、「ドリーム・スケープ」のジョセフ・ルーベン監督作品『危険な遊び』(1993)

  原題「 THE GOOD SON 」 

 (出演)マコーレ・カルキン、イライジャ・ウッド、 ウェンディ・クルーソン、

 (音楽)エルマー・バーンスタイン

・・「ホーム・アローン」での陽気なカルキン君のイメージがあまりにも大きく植え付けられたせいか、悪役でのカルキン君は観てて痛々しかったなぁ。まだ『マイ・ガール』の役ぶりは素の感じあって素朴さもあって良かったけど・・この映画ではなんか観ちゃいられないような・・なんか楽しめなかったなぁ。暗かったしね。

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・・公開当時は知る由もなかったけど、あとになって知った(といっても30年たって)ベストセラー作家イアン・マキューアン・・原作「贖罪」の映画化『つぐない』、原作「初夜」の映画化『追憶』・・によるオリジナル脚本映画だったとはというビックリ。映画への観方も変わったね。 しかも更なる驚きに音楽担当してたのはバーンスタイン。

(映画パンフレット)『花嫁のパパ』

花嫁のパパ1
花嫁のパパ2

 

  1950年『花嫁の父』のリメイク、チャールズ・シャイヤー脚本、監督作品『花嫁のパパ』(1992)

  原題「Father of the Bride」

 (出演)スティーブ・マーティン、ダイアン・キートン、キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー、マーティン・ショート、

 (音楽)アラン・シルベストリ

・・笑わせよう、笑かそうという芝居でなく普通に困った顔の普通にトラブルに駆け回るスティーブ・マーティンの抑えたやりとりにどうしても笑ってしまう。普段は気に留めてない役者さんだがいざ観ると目が離せない。

ただそれ以上にお母さんのダイアン・キートンさんの一歩お父さんの後ろに引いた演技に『ゴッドファーザー』や『ミスターグッドバー』とは全然違う普通のお母さんぶりに娘役のキンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー以上に惹かれた。

『サボテンブラザーズ』仲間のひとりマーティン・ショートのクセありすぎキャラにはちょっとやりすぎにも思えたかな。笑わせよう感がひしひしと。

・・花嫁以上にお父さんお母さんの方がチャーミングだったね。