Updated on 8月 7, 2022
(絵本)(茂田井武)『三百六十五日の珍旅行』
茂田井武著『三百六十五日の珍旅行』(1948年)大日本雄弁会講談社 →(1991)JULA出版局によるカラー覆刻版
・・なにげに手にとった『夢の絵本』で著者を初めて知り、他の作品はどんなものを描かれたのかな?ということで調べて知ったこの大長編漫画物語。これが、なかなかの希少品ときた。当時ものでは手に入れることが無理にちかく諦め半分のもと、ネットでのPDFデータによるダウンロードして読むことができるとわかりダウンロードしたのだが、同じくJULA出版局による「茂田井武画集 : 1946→1948」を知り、そのセットのなかでこの『三百六十五日~』の復刻版が付いてると購入。
この作品、どこまでが茂田井氏の夢をもとにしたもので、どの部分がまるっきりの創作で、どの部分が氏の記憶によるもの(戦後復興期の)なのだろうと、いろいろ思い巡らしながら、ほのぼのする1ページ1ページを丁寧にめくりながら堪能した。
一年ぶりに家族の再会するラストでは「よかった、よかった」と童心にかえるように思わずウルっと感動してしまった。
たくさんのキャラクターたち(絵)がホントに可愛らしく愛嬌あって読みながら自分も衝動的に描きたくなるなどなったり。
自分もこんな作品が描けたらなぁと正直思ったね。
茂田井さん、挿絵だけでなく、こぅいったオリジナルな夢(のような)物語をもっと描いてほしかったね。ふつうに面白い。
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(上記から何年か経って)
アウトプットというわけじゃないが、創作物として自分も(オマージュをふくめ)なにかつくってみようと思う・・じゃなくて行動してみようと。