(夢に関する本)『「金縛り」の謎を解く』

「金縛り」の謎を解く1「金縛り」の謎を解く2

福田一彦著『「金縛り」の謎を解く~夢魔・幽体離脱・宇宙人による誘拐~』(2014)PHPサイエンス・ワールド新書

・・著者いわく、金縛りとは睡眠時の夢の一種だと云う。脳内の扁桃体(古い構造のなかにあり不安や恐怖感などネガティブな部分)の興奮状態によりその隣にある海馬を刺激することによって幽霊や宇宙人など創り上げていく幻覚体験という。体が動かないのは神経機構によって脊髄の運動ニューロンの活動が抑えられて体が動かなくなる。

・・たしか、自分も一度だけ「金縛り」と云われる状態を経験したことが記憶にあったっけ。朝方目が覚めた状態(目を開いてたよう)で仰向けで部屋周りをグルリ見渡し起きようとしたのだがまったく体が反応せず硬直した状態に「あ!もしや今金縛りになってる?」と思ったりしたことがあったのだが・・この著者によると、その目を開けて見たと思われる部屋内の光景もすべては夢だったということ・・?

・・最後の著者による締めくくりはちょっとショックだったなぁ。(夢を憶えている状態は夜中に何回も目を覚ましていることと関係がある・・夢など見たことがないという方がよほど健康的な睡眠・・「夢日誌」などつけることじたい無駄としか云いようがない・・)など云ってる。特に怒りは起きないが自分のことを否定されてるようにも思われる。・・でもね、その(自分にしか分からない)無駄なことがいいんだよね。

 

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