(小説・エッセイ) 『旅の重さ』

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  素九鬼子著による処女作にしてベストセラー『旅の重さ』(角川文庫)。

・・直前に読んだジャック・ケルアックの「オンザロード」の影響(ロードものつながり?)があったのだろうか?それとも自然の成り行きからだったのだろうか?ケルアック熱がまだ冷めないうちに購入して読んだ。

本では全編女の子の冒険(旅)を一人称で語っていることから、読みながらちょうど庄司薫著「赤頭巾ちゃん気をつけて」の薫君を思い起こしてしまった。薫君の世界とは違いこちらの少女の方は確かに裕福な家庭環境でなく可哀想な世界の中生きてきたことから、こういった行動(遍路的四国を廻る旅)に出た訳で、大げさな設定もなく自分とは性別も年齢も違うのだが、読後、なにかうまく言葉では云い表せられない勇気をもらったような気がした。と同時に自分も本当に旅に出かけたくなった。

・・映画も本当に良かった。主演の高橋洋子さんの体当たりな演技に初々しい時折見せる笑顔に純粋に大人になりきれてない少女の健気さを感じた。

それからというもの主題歌の吉田拓郎さんの”私は今日まで生きてみました~”が頭から離れられない。

あと残念なことに映画のパンフレットが存在しない。・・こんな名作なのに・・。

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