(映画パンフレット) 『ただ、君を愛してる』

ただ君を1ただ君を9

 新城毅彦監督作品『ただ、君を愛してる』(2006年)

・・いろんな映画の中には”このシーン(カット)さえ観られればもうそれだけでも充分満足”というものもあったりするが、自分にとってこの映画もそのひとつで、、たぶんこの作品のファンの中にも同感する人も多いと思うのだが、ラストのニューヨークでの個展での宮崎あおいさん演じる静流の自撮りした巨大パネルの前に立つ誠人のシーン。勿論そこだけ観るのではなく最初から観ないとそのシーンの感動がないので始めから観るのだが。もぅ、カメラマン静流の美しいこと。しかも本人は~~なのでなおさらジンワリこみ上げるものがある。

ただ、個人的にちょっと難を云えば最初の二人が出会うくだりからの宮崎さん扮する静流の容姿にちょっと少女っぽさの誇張が感じられたのだが、とはいえ、だからこそなのか、その特徴あるメガネも外されたラストのスナップ写真が成長した(より大人となった)静流の魅力ある立ち姿と繋がったのだろか。

・・ふだん映画において(洋邦問わず)エンディングでの歌での締めについては個人的に嫌ってるのだが、この作品の大塚愛さんの主題歌は素直に良いと思った。

・・この映画、男目線女目線によって結構見方が違う(分かれる)んじゃないかな?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA