(映画パンフレット) 『オン・ザ・ロード』

路上1 路上12路上13

                            ↑ プレスシート 

路上14

                            ↑ フライヤー

 フランシス・コッポラ製作、ウォルター・サレス監督作品『オン・ザ・ロード』(2012年)。

・・まず、映画を観て率直に思ったことは、この映画、原作を読んだことがあるか無いかによって、それと観る各人の年齢、更に観る人個々がなにをしているのか(仕事してる、無職、学生など)によっても楽しみの度合いがまったく違ってくると思う。人によってはまったく退屈に感じる人もいるんじゃないか。原作を読んでいないと登場人物がそれぞれどういう人間(境遇)かをなかなか把握しにくいこともあるかもしれない。ということで自分は心から楽しんだ。

正直映画の途中まではドラッグ、乱痴気騒ぎなど本能の赴くままに行動するさまを放埓に描くだけで終わってしまうのでは?と多少危惧したりもしたが、ちゃんとラストでは伝説となっている繋げた何十mものトレーシングペーパーにタイプライターで一気に書くさまや、切ないディーンとの別れもちゃんと描かれていて他の作品でいうと「スタンド・バイ・ミー」を観終えた時の感覚に近いものがあった。

劇中のシーンに関しては、まず主人公サルがタイプする原作の冒頭の一行に「ディーンと初めて会ったのは妻と別れて間もない頃~」という現在の原作本の一行とは違い、トレーシングペーパーにタイプした時の原書版(実名入りの書き直し前版)の「~父の死から間もない頃~」と忠実に描かれていて、葬式のくだりもあった。

また、ささやかなカットだが自分のお気に入りに、ゴミ箱からボロボロになった紙をサルが集めて短い鉛筆でメモするくだり。自分も日々夢日記を朝起きがけに走り書きするのだが、その紙などは毎日ポストに入ってたりしてるチラシ類の裏が何も無いものをメモ用紙としてとっておいて枕元に無造作においてあり気づいた時など即効でメモしたりしてるのだが、そんなことと重なって、そのくだりを観てる際思わずニヤけてしまった。

また劇中に幾度か「失われた時を求めて」の本が出てきたのだが、自分も全巻持ってるにも関わらずまだ未だに(途切れ途切れながらも)充分に読んでいない。”いづれは読破しないとなぁ”と身につまされてしまった。

・・最後に余談として、パンフやプレスシートには全然名前が記載されてないが、劇中にチョイ役でスティーブ・ブジェミさんが出ている(或る意味体当たり芝居といおうか)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です