(映画パンフレット) 『赤頭巾ちゃん気をつけて』

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 森谷司郎監督作品、芥川賞受賞作、庄司薫の同名小説を映画化『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970年)。

・・まずなにより映画を観るにも時期というものがある。一本の映画を観るにしても十代の頃観るのと五十代、八十代観るのでは観方(受け止め方)が変わるのは当然である。

・・自分にとってこの映画は最初、森谷監督つながり(たぶん「八甲田山」「小説吉田学校」に続いて)でビデオで観たと思う。正直味気なく、全然面白い(良い)と思わなかった。描かれていること(流れ)は単純で判りやすいのだが・・訳がわからなかった。なんだ?この日常生活ものは?と感じた。

その後、年齢も重ねた或る日、なんらかのキッカケで初めて原作を読んだ後、この作品を観なおした。やっぱりと云うか、初めて観た時と全然違った。老齢でもない自分もつい半生を振り返ってしまいたくなるほどだった。映画を観ながら主人公の薫君に感情移入すると云うか、薫君を観ながら自分に投影してしまった。

主題歌の相良直美さんの歌も二度目は違ってなんだか身に染みた。

ただ、二度目も白黒のスナップ写真には(ATG映画調とでも・・)いまだに??が残ってる。

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