(夢に関する本)(山本直樹)『ラジオの仏』

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 山本直樹著『ラジオの仏  山本の夢辞典 1975~2004 』(2003)平凡社

・・たしかに「他人の夢ほど~~(つまらない意)」などよく云われるなか、著者による夢の内容を読んでも笑えるものからどうでもいいものまで様々ある。あらためてこの本を読んで感じたことは・・他の著者による夢日記もそうなのだが、何が自分にとって夢日記の面白さかというと、やはり日々の記録した夢日記の内容(奇抜さ、不思議さ)というよりも、なぜそんな夢をみたのだろうという夢見手とその環境や記憶などの関連が気になるのじゃないかな?とね。

その夢見手が日頃どんなことを考え、どんな行動をし、どんなことが好きなのか、それあっての夢なのでやはり夢の記述のみでなく(分析)というほど堅いものでなくとも、どう思いその夢をみた前後状況などを少なからず書いて欲しいなとこの本を読んで思ったかな。

・・これまで著者の山本氏の作品は自分にはなじみがあまりなく、氏がどんな人物なのか詳しくない。なのでそれをカバーするという意も含め夢のみでなくどう捉えたかなどもひとつひとつの日記に書いて欲しかったな。

・・投げ込み特別対談(この本の付録?中に入ってた折り込み紙)では裏事情なども話され読み応えあったね。

・・ちなみに著者の作品「レッド」(連合赤軍を描いた)に関しては前々から読みたいと思ってる。

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(上記から時間経って・・)

・・昨日映画『ビリーバーズ』を観にいった。痛快なエロありの展開に心から面白かった。映画の面白さに原作漫画を読んでみたくなってオークションやAmazonなど調べていくうち、この「ラジオの仏t」もいろいろ出品されてるのをみて「あぁそういえば・・」と既に夢モノの書籍として購入したことを思い出し久しぶり棚から引っ張り出す。

今回観た映画のなかで主人公の三人(カルト宗教)の日課として夜みた夢の報告という要素を入れたことと引っ張り出したこの「ラジオの仏」を合わせると、あらためて山本さんの夢に関するものに関心がある(あった)と思い知らされると、当初この本を購入した際には夢モノとしての集める資料のひとつとしてしか深く関心は無かったのだが、あらためて原作漫画「ビリーバーズ」とこの夢日記本「ラジオの仏」をつうじて山本直樹という漫画家が気になっている。

ということで、漫画家でいえば、つげ義春さんに次いでの自分が関心を寄せる作家として今後も気にしていくであろうと。

・・ということも踏まえて、これから山本さん原作としては『レッド』はもとより、今回の『ビリーバーズ』、あと夢に関する内容かどうかはわからないがタイトルからしての『夢で逢いましょう』、あとは『Blue』『田舎』あたりが気になったかな。そんじょそこらの健全な少年少女漫画じゃ自分には心に刺さらないと思うしね。

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