(書籍)(夢に関する本)『異次元体験 アストラル・トリップ』

 佐伯マオ著『異次元体験 アストラル・トリップ 』(1986)ムー・スーパー・ミステリー・ブックス

「アストラル・トリップ。私たちのもうひとつの体、アストラル体が肉体を抜け出して異次元世界を旅することである。」

「・・アストラルトリップは誰でも体験していること・・アストラル体が肉体に戻って来た時に異次元での体験を忘れているだけ・・断片的に覚えている、それが夢である。私たちはしばしば肉体から抜け出して異次元に行くのである。」

「・・人間が重大な危機に遭遇するときは、必ず夢で何らかのメッセージを受け取るという、それは未来に起こりうることそのままを見ることもあるが・・さらに発展させていくとアストラルトリップとなり夢を見ながら、これは夢なんだとわかっていることも・・」

「アストラルトリップとは魂が肉体から解き放たれもうひとつの体である目に見えない幽体となって異次元世界を自由自在に飛び回るこという、魂の旅・・体験した人はそれが人生の大きな転換期になっている・・意識的なものと無意識的なものがある。」

「予言的な夢、すなわち予知夢もアストラル・トリップによるものである。」

「アストラル・トリップを描いた(銀河鉄道の夜)。」

「ダンテの(神曲)は異次元世界の探訪記」

「・・日常生活がきちんとしたもので、魂の進化をめざして努力していれば、たとえトリップの体験がそれまでにまだ無くとも大きな意識の転換期には必ず貴重なアストラルトリップをするだろう。」

「・・(アストラル)という言葉は神智学の用語であって(星の世界)という意味・・日本ではこの世界のことを世界のこ異次元、異境、あるいは幽冥会と呼ぶ。」

「・・書籍をたくさん読んで、たいしてわかってもいないのに、何もかもわかったような気になって学者気取りになり愚かな人を見下す。あるいは神などいるわけはないといって、自分より高い地位に居る人を嫉み、また神典などの悪口をいったりそしったりばかり・・」

「・・肉体の死後、幽冥界のどの世界に入るかは現界での心がけが大切だということだろう。」

・・この本を読んだことによって我が人生の書、『銀河鉄道の夜』がまさにアストラル・トリップを描いた作品であったと。そうだったのかぁ。

ここ最近、この本に触れたこと、『ダビンチ・コード』シリーズの三作目『インフェルノ』に触れたこと、そして劇場公開作品『ハウス・ジャック・ビルド』を鑑賞したことなどあって、ダンテの「神曲」にも興味が湧き、さっそく原作から関連本まで読んでみることにする。世の中、夢に関する本も多々あるなか、「夢とは~」として無意識のなかの夜中整理されたこと・・や、ユング説、未来に起こりうる予知的なものを先に夢としてみること・・など(もうキーワードとしての夢占いはいいかな)どれが本当なことでどれが信憑性に欠けるかどうかはまだハッキリしてない、

そんななか、今、自分がしっくりくる夢というものの定義としては、このアストラルトリップという異界での交流がしっくり心に呑み込める。もぅすっかり頭の中での夢の捉え方としてはアストラル(霊体)による夜の間の体外離脱として今では捉えてる。