(映画パンフレット)『岬の兄妹』

 片山慎三製作、脚本、監督作品『岬の兄妹』(2018)

・・人間の三大欲求、性、排泄、食といった生きていくうえでの生理を描き汚くも卑しくも目を背けてしまうような表現をされ力強かった作品だった。だから(予備知識あまり持たず)観に行った。

・・観ながらタルベーラ監督の「ニーチェの馬」なんか思い起こしちゃったなぁ。(食べていくのに)あれしか方法はなかったのか?という(もうちょっと頭を使えば施設に入るなり選ばなければ職にもつけるだろうし)という現実的な疑問など持ったりもしたけど、やっぱり生きていくうえでの理性も吹っ飛ぶ動物本能がこの映画を盛り上げたのだろうかね?

・・そして最大の貢献者として真理子役の和田光沙さんの体当たり演技が映画としてよりも演じている和田さんとしてどうしても注目せざるを得なかったよね。女優という(仕事)とはいえ全裸でカメラに立ち向かう度量にいろんなモヤモヤ感(称賛やあわれさなど)が残ってしまったかな。とはいえ、真理子の何度もクチにした「冒険!」は、今の自分(の、境遇)にとって何か導かれるもの、勇気づけられるものを感じたね。

ちょうど先日観た韓国映画「メビウス」での二役を演じたイ・ウヌさんを思い出したりなど。

・・あと、ひとつ難を云えば、パンフレットの全編にわたる字があまりにも小さい。手書きは全然構わなかったのだが、なにぶん物凄く小さい。目を凝らして文面を読んだね。