(映画パンフレット)『鑑定士と顔のない依頼人』

  ジュゼッペ・トルナトーレ脚本、監督作品『鑑定士と顔のない依頼人』(2013)

  原題「La migliore offerta」

  英題「The Best Offer」

 (出演)ジェフリー・ラッシュ、シルヴィア・ホークス、ドナルド・サザーランド、

 (音楽)エンニオ・モリコーネ

・・別に大手を振って云うことでもないと思うんだが、鑑賞中、観ながらこういう展開、こういう風になったりして・・と想像(自分なりの展開)を頭で思ったりしたところ・・予想通りの仕組み(果てはエンディング)であったよね。勿論予備知識や他人から聞いたこともなくゼロ状態で鑑賞したのだが・・観ていながら、なにか怪しいなぁ~なんてつむじ曲がりなことも思ったりもあり、主人公に感情移入というよりも展開の構成の方が気になって観てたよね。ラストにいたっては観ながら主人公に対して同情もあったけど、思った通りの展開に、なんだ、やっぱりそうかぁ~と、自分的にはもっと衝撃のサプライズが欲しかったなぁ~の映画だったかな。良かったんだけどね。

けっして他人事にも思えない孤独なジェフリー・ラッシュによる主人公の貧相ぶりが良かったんじゃないかな。自分もこれからホイホイと鼻の下伸ばしながら・・って、気を付けないとね。