(映画パンフレット)『瀬戸内少年野球団』

瀬戸内少年野球団1
瀬戸内少年野球団2

 作詞家の阿久悠さんの(自伝的小説)原作を映画化、篠田正浩監督作品『瀬戸内少年野球団』(1984)

・・この映画は地元の映画館(K劇場)での二本立てでの鑑賞。併映は「プロジェクトA」。ジャッキー映画が盛り上がっていたなか「プロジェクトA」をメインに(同時上映を「瀬戸内~」として)劇場へ。当時自分は野球っ子(日頃学校の帰りや休日には近所の友達らと野球ばっかりしてた)でもあったことから、「瀬戸内」を野球映画ならきっと面白そうだと(その時は予備知識まったく無く、だいたい篠田監督じたい知らなかったし)ウキウキしながら先に鑑賞。監督によるATG期の「心中天網島」や「沈黙」などに比べればこの「瀬戸内」は比較的わかりやすい(のちの「少年時代」にも似た感じ)作品なのだが、あまりにも観る前に思ってた(もしかしたら「がんばれベアーズ」のようなものを期待してたかな)のと全然違う、戦後すぐの暗く重たい(しかも野球シーンの少ない)作品に楽しんだというよりは展開される悲しさ残酷さにあれよあれよと面食らったのを憶えてる。次に観た「プロジェクト」はクチ直しという感じだったかな。以後、歳を重ねるごとに面白さがわかるようになっていく。

・・この作品についてもうひとつ記すといえば、メインテーマ曲のひとつとなった「In the mood」。それまでもラジオやテレビから流れたりしたものを何度か耳にしたものだったが、あらためて映画を観て、良い曲だと後日さっそくレコード店でみつけたEP版(ジャケットは映画のメンバーたちの写真で、てっきりサントラ曲だと決めつけあまり注意ふかく見ず)を買う。そして家に帰りプレーヤーであの劇中にも流れてた(いかにもグレン・ミラー楽団の奏でるようなの)感じを期待していざ再生・・あれ?・・歌?・・しかも強引な日本語訳「ブギウギだけが俺のララバイ~」・・。けっして歌ったクリスタル・キングさんが悪いのではないが、てっきり曲をと思い買ったものが歌だったと判りドォーンと落ち込んだことがあったことが記憶に残るね。

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