(映画パンフレット)『青いパパイヤの香り』

 トラン・アン・ユン監督作品『青いパパイヤの香り』(1993年)

 ベトナム語題「Mùi đu đủ xanh」 英題「The Scent of Green Papaya」

 (出演)トラン・ヌー・イェン・ケー、リュ・マン・サン、グエン・アン・ホア、クエン・チー・タン・トゥラ

・・健気にジッとこちらを見る子供時代の(ムイ役)リュ・マン・サンちゃんの眼差しにハッとさせられる。同じく感じたことには、映画『SAYURI』での少女時代を演じた大後寿々花さんに似てた感じもあったよね。その反面大人へと成長したムイにはなにかしらフェロモンムンムン感じるエロスを感じたね。

なにしろ静かな映画で癒しを求める為だけでも観る価値のある作品。まるでスローテンポのガムランを聴くようなフワフワと流れる感覚のASMR的映画。ストーリー展開も途中でどうでもよくなりそうにも思えたたりも・・。

全体的に緑色を基調としたパンフレットの色合いが目に落ち着き中の写真や書評をゆっくりと眺め読む、そんな感じにさせてしまうものがあるよね。

・・なにしろ愛おしい映画だね。

・・あらためて映画を観るとはその時その時の心情、気分も関りがあるものだと・・。この映画を観たくなる時なんかはまさにASMR動画を観る感覚のゆったりとした(性的さを求めない)癒しを求めるときの感覚時に観たくなったりと欲するね。

違う例えで云うとヒーリングミュージックを聴く感覚、ヒーリングストーン(最近では翡翠製の勾玉など)を手にとってながめるあの感覚。映画の内容よりも今ではボォ~と瞑想感覚で観るような感覚かな。

・・監督が違うけどタイのアピチャッポン監督作品なんかも観るときの心情、気分と似てるかな。

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