(映画パンフレット)『トゥルーマン・ショー』

 ピーター・ウィアー監督作品『トゥルーマン・ショー』(1998)

 原題「The Truman Show」

 (出演)ジム・キャリー、エド・ハリス、ナターシャ・マケルホーン

・・公開時、宣伝にのせられてたしかに観たことは観たけど(まだ若かったからかな?)あんまりピンとこなかったんだよね。物語的にはつかめたんだけど、最後の出ていくとこも特に感動(ささること)無かったんだよね。

・・あれから何年経ったろうかね?

・・久~しぶりに観た(と云うか観たくなった)。ちょうどこの間までクラークの「都市と星」を読み、ちなみに今年の一発目には「オズの魔法使」を観るなど、なんだかアルヴィン(都市と星)もトゥルーマンも自分もよくわからない外の未知なる世界へと惹かれているタイミングもあったんだろうかね。この映画の舞台シーヘブンもいわばダイアスパーのようなものだったんだろうね。

そんなせいか、さすがにストーリーはもとより公開時に観た時よりもグッと胸に響いたし、それこそラストでの出ていく際には観ながらいづれは自分もか~などひしと感じたね。

役者陣ではエド・ハリスのおさえた演技も良かったけど、やっぱり「ソラリス」にも出てたナターシャ・マケルホーンさんが相変わらずオリエンタルチックな感じで奇麗だったね。「ベスト・キッド2」のユウジさんもチョイ役で出てたね。ジム・キャリーに関しては普段は変幻自在さがかえってうるさっぽくてあんまり好きな俳優さんじゃないけど今作は普通の一般人ぽさ(な役)で良かったね。

・・外へ出ていくというのは勇気もいるし怖いことかもしれないけど、いづれ恐れをしのいで行動などするという決められたシナリオ(もうひとつのパラレルワールド)が用意されていたりするのかね。