<夢占い>住んでるマンションに家族を案内する

・・ひとり暮らししてて、部屋はとっ散らかってて、あまり他人に見られたくないのだが、ちょうどこちらへ来いた父、母、弟の3人を内見というのか、どんなところに住んで、どういうアパートかマンションなのかを見たいということで案内することに。

  街の中を歩いてる目の先にドォーンと構える自分の住む建物の外観が見える(小さくはないが巨大というかんじでもない、ごく普通の構え)。 小綺麗でまず入り口のメインのドアから入ろうと母が壁のうすいブラウン色した出っ張った装飾部分を押すが何の反応も起きない。「 ・・ただの飾りだよ」と云ってあげると笑ってた。 

 さっそく入り口を入ると2~3人の住人なのか、女性が話したり何か作業している姿が見られ、そのうちのひとり(こちらに挨拶してきた)がオーナーだと見覚えありながら3階だったか5階の自分の部屋へと上がるエレベーターに乗ろうと(普段は自分一人なのでいいがバカ狭くせいぜい 1人か2人乗り用)弟が先に体をねじ込むように入るがこれ以上乗れなくなったので「先に行ってろ」と、その3階だか5階まで上がってもらい自分と父母の3人はしばらく待つことにする。それから1,2分たってもエレベーターが戻ってこなかったので、すぐ脇にある螺旋階段で(運動にもなるということもあって)上がっていくことにする。 タンタン音を鳴らし階段を踏みしめながら上がる途中別の物件情報の広告が床に2~3枚落ちているのをみる。

  そして自分の部屋のあるフロアへとたどると、日頃はエレベーターから降りたらすぐ目の前あたりに自分の部屋があるという認識だが、ちょっと離れた階段で上がってきたので(感覚 も違ったし)上りきったところから部屋まで歩くことになる。 

 外からマンションの外観を見るとそんなに古くなさそうな感じなのだが、実際に各フロアの部屋の並ぶ内部のさまは急に昭和期のドヤ街のなかにでもタイムスリップしたかのような暗く寒々しい光景で、要塞のようにこみいった部屋が多数見られて迷路のよう。 

 じっさい自分も案内しつつ 迷ってしまうほど。 そして目印となるエレベーター前まで来ると11番だったか部屋のドアというよりもさらなるフロア内への大きな共同ドアとなり「ここだよ」と案内しつつもなんだか違和感。と、そこへ(その時自分、父母はいるが弟の姿はない)合流するかのように内見に来たのか、女の子の2~3人組がそのドアの中へ入ろうと一緒にそのドアを開いて入る。

 これまで それほど住んでいなく日々目にしてた、今では使われず放置されていたようなレトロなロボット(70年万博のなかにでもあったかのような、もしくは R 2 D 2 のような )が入るやいなや音を立てて光も放ちながら動くのを目にし、そして奥には広いゲームコーナー( ピンボールだったかな)があるのも目にする。 

 我ながら(毎日住んでいながら凄いなぁ~と見とれてしまう。

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 <夢分析 >・・・ここんとこ過去の夢作業しているせいか(関心の高まりも復活しているせいか)連日夢を嬉しいことに覚えていられるようになっている。 今回はひとり離れた場所に住んでいる元へ訪ねてきた家族たちの案内というただそれだけなんだがやはり夢の世界 独特の、こうして走り書きしていながらも現実の感覚とは違うものに自分でもおかしいねとクスリ笑ってしまう。方向や設定から現実とは違うあやふやでそこも面白い。

2023/12/7

(映画パンフレット)『落下の解剖学』

  カンヌ国際映画祭パルムドール賞受賞作品、ジュスティーヌ・トリエ脚本、監督作品『落下の解剖学』(2023)

  原題「Anatomie d’une chute」

 (出演)ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナル、

・・大ヒットしてるからだとか、巷に評判いいから・・などにおどらされず、あくまでも自分にとって観心地のいい時間(ひととき)が過ごせられるような傾向の映画を好んで観ているなか(ここ最近でいうとヒットとはまるで無縁なベルギー映画『Here』など)さすがに予告編や映画情報を目にして(アカデミー賞にもノミネートされてると)受けとめ的に一級品のミステリー映画かなと早速鑑賞。

・・ちがったね。いっけん事件起きての全編裁判映画ということからも、たとえば邦画でいうとこの大岡昇平原作の野村芳太郎監督『事件』っぽいのようにも感じることもあろうが、なんか違った。事件においての誰が?どうだった?などの真相を突き止めるのがメインでなく事件によって浮き彫りにされた夫婦の失墜というかこれこそ落下だったんだなと、そういう映画だったね。観終わってもモヤモヤの残る真相もよくわからない・・観心地は悪い映画だったね。映画全体としても(ハマりぐあい、オモシロさ)自分としては正直刺さらなかったなぁ。夫婦間を描いた『ゴーンガール』はエキサイティングしたけど、なにが違ったんだろ?自分にとってのセンセーショナル度合いがこの作品では地味で(たしかに喧嘩のやりとりは聴いちゃいられなかったけどね)スケール的にも小さかったかな。

 と、なにより、一番こたえたのが揺さぶられてばかり、煮え切らないし、なによりも情報量が多すぎて(台詞のやりとりの速さから)次から次へと把握するのに疲れた。

 人間の演技よりも(巷でも云われてるように)たしかにワンちゃんはよかった。あの芝居なら『南極物語』の犬たちよりも現実味あって献身さなど見ても可愛らしいよね。

 夫のウジウジ云う愚痴など観ながらホントにイライラさせられたりもしたし、そもそも、フィクションといえども、まったく違う環境で育ち違う価値観で生きてきた赤の他人が一時の「好き、好き」で一緒になるという法律上の(結婚)、年齢重ねても中身が子供じゃ相手する方も疲れるわな。そりゃ、互いが剥き出しになればケンカにもなるは離婚にもなるは殺人にまでもなるはで・・子供もかわいそう。それこそ犬も喰わないわね。

・・パンフのデザイン。相変わらず(今時らしい)シンプルな文字だけパターン。チラシのような俯瞰ショットの写真は使えなかったのかな?もしくはフランスオリジナル版ポスターのような夫婦2ショットもありきだと思うんだが。