Updated on 10月 31, 2018
(映画パンフレット)(北野武作品)『龍三と七人の子分たち』
北野武監督作品『龍三と七人の子分たち』(2015)
・・北野武作品というより「みんな~やってるか」以来のビートたけし作品と思われるほどのコメディ。ただ正直あまり楽しめ(笑え)なかったなぁ。「みんな~」の方はよりコントチックの作品でストーリーもなかったけど、あまりの下品さクダラナさに劇場で声出して笑った記憶がある。こちらの方が印象大。
・・役者陣としては、京浜連合の頭役の安田さん、最近テレビなんかでも主役でひとの良い役など多くされてるせいか、この映画ではどうも悪い人(悪役)にみえない。中尾さんもいろんな過去作に目をぎょろりさせての悪役を多くやられていたせいか逆にこの映画のような穏やかな腰の低い役となるとなにか違和感。どうしてもイメージというものもついてしまうのでね。ちなみに中尾さん「アウトレイジ・ビヨンド」のように途中退席?やられちゃったね・・。
・・映画を観ながらの思い起こしとなると、爺たちの中華料理店での点数による組長決めの際のカメラのグルグルは「レザボア」の冒頭のダイナートークを思い起こさせたり・・あと、ラストのカーチェイスでの締めくくりというと伊丹監督「スーパーの女」なんかを観ながら思い起こしてしまったかな。