Posted on 11月 11, 2018
(映画・芸術・芸能)『ヴィルヘルム・ハンマースホイ~静かなる詩情~』
『ヴィルヘルム・ハンマースホイ~静かなる詩情~』(2008)国立西洋美術館
・・開催中の放映だったか、NHK「新日曜美術館」でのハンマースホイの特集「誰もいない部屋こそ美しい 北欧の画家ハンマースホイ」を観て初めて知る。そしてもっと知りたいと思い展覧会へ。
・・ガランとした誰もいない作品や人物が居ても後ろ姿の寂しさと云うか哀愁さが(空虚さも)自分のツボにはまる。しっくりくる個人的趣向といったらそれまでだが、モナリザよりもフェルメールよりもゴッホよりも絵に魅了される。
・・日々みる夢と絡ませるわけじゃないが、自分の心持ちや魂から欲しての魅了なのだろうか?自分の心がガランとしているから誰もいない絵にしっくりくるというのかな?
・・人物の後ろ姿といえば2001年に開催されたヒッチコックをコンセプトに現代アーティストたちの作品展のなかでの映像作品(作品「マーニー」をコンセプトにつくられた、事務所の中を延々と中年女性が盗みに歩いたりする映像が印象的に憶えてるし、自分のまだ少年期に母が毎日ミシンふんで内職作業してたのをずっと見ていたりした懐かしい記憶など思い起こされる。
・・2010年には「美の巨人たち」でハンマースホイの「陽光習作」がとりあげられてたよね。