(書籍)(アメリカ横断ウルトラクイズ)『第1回アメリカ横断ウルトラクイズ』

アメリカ横断ウルトラクイズ1-1
アメリカ横断ウルトラクイズ1-2

 『第1回アメリカ横断ウルトラクイズ』日本テレビ出版(1977年)あえて1回とした

    クイズ王(松尾清三) 

 優勝賞品(ラスベガスの土地)

 メインテーマ曲『They are off!』(映画「グレートレース」のサントラ内の曲)

・・放送当時、自分はまだ幼かった為か正直完全には記憶していない。たぶん親が観ていたのを自分もなんとなく観ていたのだと思う。正直全部の記憶は無い。ただ、強く記憶に残っていたのがあって、準決勝アトランタでの罰ゲームで敗者が括り付けられてるのを決勝進出者の二人が楽しそうに見ていたシーンが(当時自分は罰ゲームやら何なのか判らないまま)ちょっと怖い思いしながら観てた記憶がある。

・・それから何十年か経って(あるツテにより)全大会のフル映像(ビデオ)を永久保存版として入手。初めて観るも改めて観るも全部観られたという喜びもたしかにあったが、特に今大会では準決勝の罰ゲームの映像が流れた際には頭の隅に微かに記憶してたものとそれほど変わらないのが画面に映り(やっぱりそうだった!と)思わず泣きそうになったくらい感動したね。

・・まさにこの大会以降「ウルトラクイズ」という番組は日本のテレビ界における(いや世界的にみても)空前の宝であろう。こんな番組二度とつくることできないよね。

・・このウルトラクイズの大会本、たしか第5回か6回か(ビデオで確認すれば済むものを)での放送終了時に抽選で本が当たると知ると(その時にテレビ画面に映ってたのはこの第1回の表紙だったと記憶する)、もぅ欲しくて欲しくて(その時はまさか後日に書店で普通に販売されようとは思わずにね)ハガキを10枚くらい買って丁寧に記入して送ったもんだったけなぁ。けっきょくは当然ながら当たるはずなかったんだけど(どれくらいの応募者があったんだろ?)、それから1,2年経った地元の駅前(当時はまだ今風になっていないバスのロータリーなどあったりした今とはまったく違う古き良き頃の駅まわり)のいっかくにあった小さな書店にウルトラクイズの本が売られているのを見て飛び上がるほど興奮して・・それから買い集めだしたんだと思う。・・そういった懐かしい思い出とともにウルトラクイズはあるね。

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・・当時の新聞から抜粋。番組欄だけでも見てるだけでワクワクするね。当時の視聴者はこの紹介欄をみてどう思ったんだろね。しかもまさかそれから16回も続くとはね。と、よく見たらカーター大統領そっくりクイズってもぅ放映前にバラしちゃってるね。

・・当然も当然ながら(翌年から毎年やられるのかどうかさえもわからないし)栄えある第一回大会として「第1回」もなく単なる「アメリカ横断ウルトラクイズ」表記。この大会でものちの大会でもタイトル時のバックのニューヨークのビル群背景は象徴的。

・・サンディエゴでのクイズ時のゲスト、「・・私は本当は何者でしょう?」のクイズ。新聞では既にバラシてしまってる。だけど参加者皆本物だと思ってたようなリアクションしてるように見えたけどふつうに考えても来るわけがとも思うが・・本気で日本のいち番組にゲストで参加してくれてると思ってたのかな?

・・第1回大会の中でのカーター大統領ソックリさんや高身長女性などとならぶ顔的キャラとしての準決勝時のマクガイヤー兄弟。兄弟的にもインパクトあるが、やはりクイズの場所のアトランタのストーン・マウンテン公園(岩壁の三人の像)がとくに印象にのこる。のちの大会でもここが使われてた時もあったね。

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上記のごとく準決勝でのゲストにインパクトあったマクガイヤー兄弟・・とだけ綴ったのだが、ある情報番組(昔のプロレスに関する)を偶々観て初めて知った。単なる双子の巨漢だけじゃなかったんだね。ビックリした。日本人にも知られてたプロレスラーだったとは。馬場や猪木やハンセンやブッチャーはさすがにプロレスに詳しくない自分でも当時から知ってたが・・さすがにこの双子まではねぇ。だからゲストによばれたんだね。登場の際そういう風に紹介されてたっけ?もう一度観てみよう(確認)かと。

・・そして一番当時幼いながらも記憶に残ってた(というか、この場面しか観た覚えはなかったかな)準決勝での罰ゲーム。敗者がショーとして火あぶりにされるのを勝者の松尾さんと藤原さんと留さんがキャッキャしながら列車から見守るもの。あらためて観て涙したね。

・・チャンピオンになって喜びにはしゃぐ松尾さん。後年の大みそかに催された「敗者復活戦」での歴代チャンピオンの紹介時にもこの喜びぶりが流れたんじゃなかったっけ。何度観ても大人ながらも少年のような無邪気っぷりに微笑ましいよね。歴代チャンピオンのなかで一番うれしさにはしゃいだ人じゃなかったかな。

・・そして番組も終わりの、ニューオリンズ敗者時の替わりの罰ゲーム。じっさいどんなものだったのか知らないまま幾十年も先に買って読んでたウルトラ大会本で「・・スタジオで行われた」と書かれてたのをじっさい目にした時には番組として憎らしいほど可愛げのある悪戯ぶりのおどかしにこれまたほほえましく浸ったものだったね。なにしろ各大会の最終週にスタジオでチャンピオンふくめ準優勝者やいいとこまでいった人など招いてのインタビューなどは観てて芸能人なみのスターをみてる感覚が毎回あったよね。これが単なる知識を競うクイズ番組でなく個性あふれるキャラクターたちによるドキュメンタリーなんだなと観てたもんだったね。

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