Updated on 11月 29, 2022
(映画・芸術・芸能)『週刊アーティストジャパン”浦上玉堂”』
『週刊アーティストジャパン(第50号)”浦上玉堂”』(1993)同朋舎出版
・・昨日のNHK教育夜八時からの「日曜美術館」の”浦上玉堂”(玉堂は玉堂でも異なる名字の”川合玉堂”とタマに混同することも)の放送をキッチリ予約録画し、二度目の視聴。先週での初回放送でそれまでなんの知識をもたないまま、期待しないまま(以前から名前のみ見たり聞いたりしたことのある程度)或る文人画家の特集と思いきや、高くそびえる山々の中をトボトボひとり歩く文人の山水画や庵の中でひとり憩う絵など数々の山水画にいたく感動(これは録画保存もんだと、それで昨日録った)。
山水画ではまるで”ウォーリーを探せ”のウォーリーや、ヒッチコック映画の中で一瞬登場するヒッチコック監督を探すかのように大きな山水画の中での豆粒のようなちっちゃな文人(たぶん皆玉堂自身でしょう)を見つけるだけでもクスッとほほえましく笑ってしまう。あまりにも小さくかわいらしい。
・・さらなる感動は玉堂の生きざまそのもの。キッパリと出世を捨て(50歳で脱藩)好きな琴と共に全国を練り歩く姿と玉堂の思い(考え)に自分にとっての師となり憧れとなりこれまでの自分にとっての偉人のひとりに新たに加わってしまった。
そして早速玉堂関連の書籍をなにか買おうかと近所の古書店にてこの書(雑誌)を購入。生い立ちやテレビでは紹介されなかった名画などの掲載にさらに感動。
来月の10日から千葉美術館で開催される「玉堂展」に行ってこの偉大な画家についてもっと深めていこうと思う。
テレビでも紹介されてた”玉堂琴士集”を是非とも読んでみたい。
・・玉堂も群れることを嫌い我が道を進み自分の好きなペースで自分の好きなこと(琴)だけをやり続けた人だったんだなぁ。自分もそうなりたい。
「・・世間の人々は私の愚かさを笑うだろうがそんなことはどうでもいい・・(玉堂)」
~(玉堂の作品ではないが)所有するお気に入りの作者不明の絵 ~