Updated on 5月 1, 2022
(小説・エッセイ)(日記)『アミエルの日記』
アンリ・フレデリック・アミエル著『アミエルの日記(全4冊)』(1839~1881)岩波文庫
原題「Henri Frédéric Amiel’s diary」
スイスの哲学者であり詩人であり大学教授であったアミエルによる17000頁の日記(ひそかな日記)。
・・木原武一著「孤独の研究」のなかの項目で初めてアミエルの名を知り興味に惹かれさっそく購入。今も日々ちょっとづつ就寝前に読んでる。
・・国は違えど時代は違えど職種は違えど、自分もアミエル教授の血や遺伝子を受け継いでいるのではと思うほど共感やウジウジ感の連続が綴られている。本当は亡くなるまでに作家として何か作品を残したかったんだね(今や有名となり実際に生きた証としてこうして後世にまで残ってるけどね)。
誰に見せる為でもなく、自分自身への問いかけや感じたことなどを日記に綴るアミエルに接していると自分も同じく夢日記やパンフ考(映画をはじめとした回顧録)として自由に今後もあれこれ書いていきたいね。募る思いも止まらないし、表には出しにくい吐き出したいことなどいろいろあるしね。誰のためでもない、自分のためにね。
・・いま自分に多大に影響を与え続けている本かな。