(書籍)(エトセトラ)『孤独の愉しみ方』

  思想家ヘンリー・ディヴィッド・ソロー著『孤独の愉しみ方 ~森の生活者ソローの叡智~』(1800年代)イースト・プレス

  原題「How to Enjoy Lone – Woodland Life Solo Wisdom」

・・緑映えるカバーの木々の濃い(マラカイトのような)緑色が目に良いようにとびこむ。

・・「孤独」というキーワードを目にするや購入。とくになにが知りたいわけではなかったが、やはり今の自分のライフスタイルを鑑みると本からなにかしらの癒し、アドバイス、共感、教訓などを得たいが為にか、ついつい手にとってしまう。

最近の作家さんかと思いきやの著者は150年以上前の思想家だと知り、そうだとわかると最近の作家さんによるエッセイというよりも、いにしえの哲学書を読むようにも感じられはするが。

・・まぁ、でも、150年前に書かれたものとはいい、現在も一緒じゃないかね。1番から155項目にわたっての読みやすく強要じみてもない。

最近でいうと哲学者ショーペンハウアーの『孤独と人生』にもかさなることもあって、やはり孤独なら孤独なりの一貫性、共通性が今も昔も西洋でも日本でも一緒なんだなぁと。

まとめるわけじゃないが、群れることをせず、自分軸で過ごし、事あるごとを受け入れつつ、興味あるもの(惹かれるもの)に打ち込み、焦らず、傲慢にならず、成るようにやっていくしかないのかな・・と。

・・今現在の自分においては「野性」という強壮剤が必要かもしれない。