Posted on 2月 24, 2024
(映画パンフレット)(007シリーズ)『女王陛下の007』
ピーター・ハント監督作品『女王陛下の007』(1969)
原題「On Her Majesty’s Secret Service」
007シリーズ第6作。
(ジェームズ・ボンド)ジョージ・レーゼンビー
(出演)ジョージ・レーゼンビー、テリー・サヴァラス 、ダイアナ・リグ、バーナード・リー、
オープニング主題曲「女王陛下の007のテーマ」 by ジョン・バリーオーケストラ
(タイトルデザイン)モーリス・ビンダー
・・まず、パンフの表紙のデザインが、いつ見ても、やっぱりいいねぇ。イラストぐあいが昔のピンボールに描かれてるイラストを思い起こさせるようなレトロ感がたまんない。写真でなく手描きがなにより良いね。こういうデザイン(レイアウト)表紙をみると今風なアート的なパンフがほんと味気なく感じる(あくまで個人的嗜好)。
・・この映画、簡単にいうと「情報をあげる代わりに娘と結婚してくれ」っていう話。そして最後には本当に挙式まであげちゃったっていう話。
タイトルデザインはユニオンジャックのシルエットからはじまり過去作(一作目から五作目まで)のシーンの散りばめがメインだったね。と、その前のガンバレルではボンド史上あまり似たようなものがない帽子被っての片膝立ちスタイル。敵役ブロフェルドは今作では寄宿学校兼研究所の被験者の女たちをつかっての国連を脅迫とともにウィルスのバラマキというちょっと弱い動機感。
この映画でのスキーを滑りながらのアクションが後年での『トゥルーライズ』や『インセプション』などに影響与えたんだろうね?
・・映画の幕切れに関しては『ノー・タイム・トゥ・ダイ』とならぶ無情にも悲しいエンディングとなってて再度観るにはちょっと辛いものがあるね。そうやって思うと、劇中歌のサッチモの歌う「愛はすべてを越えて」(We Have All the Time in the World)を聴くにシンミリとなってしまうね。