Updated on 1月 15, 2023
(映画パンフレット)『美しい星』
三島由紀夫原作同名小説を映画化。吉田大八脚本、監督作品『美しい星』(2017)
英題「A Beautiful Star」
(出演)リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介、羽場裕一 、藤原季節、若葉竜也、
(音楽)渡邊琢磨
・・原作(三島思想全開小説)を読んで映画にのぞんだのだが・・(やはりというか)設定が全然違ってたね(個人的には違和感を超えてまるっきりブットンダ現代風に)。なので、今回は、<映画は映画><これはこれ>として別の作品のように楽しんだかな。正直ホントに面白かった。
ただ、原作であれ映画であれ(フィクションとはいえ)設定としての登場人物たちはみな自分のことを異星人、宇宙人と自認するいじょうなんらかの「ウォークイン」「スターシード」要素をもった転生を繰り返し地球に住む人々のことをあらわしたもんじゃないかな。
・・まさにカルト作品と云ってもいいだろうね。サントラのスコアのチカラも大いに貢献されてたと思われる感想。ラストには原作にはない(おまけの続き?)、映画「未知との遭遇(特別編)」のようなオチまで。原作後半のメインの水爆の大論争も(映画版)環境破壊に置き換えられての論争にも堪能。
サントラとしては全部でなくとも中盤のUFO呼び寄せのシーンでのブットンダサイケデリックなスコア「Awakening」だけでも欲しい。
・・いつの日か同じ文豪のひとり松本清張の書かれた同じくSF小説「神と野獣の日」を是非とも映画化して欲しいものだね。