(映画パンフレット)『熱海殺人事件』

  劇作家つかこうへい原作、脚本、高橋和男監督作品『熱海殺人事件』(1986)

 (出演)仲代達矢、志穂美悦子、風間杜夫、竹田高利、三谷昇、大西多摩恵、高橋かおり、大滝秀治、

 (音楽)久石譲

 (主題歌)サンディー&ザ・サンセッツ「バッテリー」

・・公開当時はテレビでのCMや映画の予告編集番組なんかで(録画して)何十回と観たなかの作品だったが、原作者のつかこうへいも知らず舞台作だとも知らず、それまで黒澤映画などで時代劇の印象の強かった仲代達矢さんの現代劇姿に違和感もったり等々、劇場へは行かず、それから何年かしてテレビで観たかな。コメディもあってか、たしかに面白かったという余韻はあったがそれほど刺さらず一回こっきりだったと思う。

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・・あれから30年以上経って、筒井康隆作品を続けて読んだりしてるうち、『ウィークエンド・シャッフル』だったかな、原作を読んだり映画を久しぶりに観直したりなどしてるうち、ふと原作も監督も違うこの作品をなんだか観たくなって、昔録画保存しておいたDVDを探して引っ張り出して観直した。

 たしかに初見時とそんなに大差はなく(基本的に舞台劇だったことから)ちょっとオーバー気味な台詞の言い回しなどに抵抗感も無くはなかったかな。あと、その舞台調らしい(笑わそう感)も匂ったりして逆に笑えなかったりなどの部分もあったりなど・・よかったけど、絶賛できるほどではなかったかな。

 初見時にも感じたけどヒロインの志穂美悦子さんの色香ぶりは今回観直してもあったね。