(映画パンフレット)(ATG映画)『憂国・小間使の日記』

  三島由紀夫原作、脚色、製作、脚本、美術、監督作品『憂国』(1966)『小間使いの日記』との併映ATG版パンフ

   英題「Patriotism」

  (出演)三島由紀夫、鶴岡 淑子、

  (音楽)『トリスタンとイゾルデ』ワグナー

  ~パンフの表紙に両作品が明記されてるパターン(憂国が無いパターンもあり)~

・・映画「憂国」は長らく作品を観る機会が無かったのだが、ほんの時々の特集上映のひとつとして上映された際など出向いて楽しみに観に行ったものだった(後にDVD化され今やいつでも観られるようにはなってる)。

・・この作品「憂国」に関しては原作を読んだ時からあまりの生々しさ、エグさに気持ちが悪くなった覚えがあり(例えでいうと綾辻行人原作の『殺人鬼」を読んだ時も気分気分悪くなったこともあったなぁと)初めて映画を観たときも割腹シーンは同じくモノクロ映画ながらもリアルと云うんだかの表現に(まっくろな血ってイヤだね)目を背けたくなる連続であったね。

全編バックに流れるワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を初めて知り、以後この官能な響きの世界に自分のお気に入りの一曲のひとつとなってるね。逆に云えば今ではこの曲を方々で耳にするとこの映画なんかが思い出されたりも。

パンフレットの写真にもあるように枯山水の砂紋をおもわせる中での出演者二人の写真は残酷でありながら美しいツーショットだね。龍安寺石庭(砂紋)ファンである自分にとってもこのように背景にあったりすると黙ってはいられないものがあるなぁ。