(映画パンフレット)『ベネデッタ』

  17世紀に実在した修道女ベネデッタ・カルリーニを描くサスペンス「ルネサンス修道女物語 聖と性のミクロストリア」を原案に脚本、映画化、ポール・バーホーベン脚本、監督作品『ベネデッタ』(2021)

  原題「BENEDETTA」

 (出演)ヴィルジニー・エフィラ、ダフネ・パタキア、シャーロット・ランプリング、他

 (音楽)ピエール=ジャン・ラロック

   聖痕  ペスト  修道女の同性愛

・・バーホーベン監督作品と云ういわば義務的映画。今年度(2023)には二人の監督作品を観ずしては過ごせないと・・バーホーベンの今作『ベネデッタ』と、クローネンバーグ監督の『クライム・オブ・ザ・フューチャー』の二本で、これは鑑賞必需と決めつけているの。そして今回、先に『ベネデッタ』を鑑賞。

裸大好きバーホーベン監督による壮大な歴史ロマンを観たなってかんじ。ちょうど『パフユーム』を観た後に近い余韻だったんじゃないかな。ただエンディングでのミサ曲というのか歌が押井守監督の『アヴァロン』の歌のようにも聞こえたりして、なんだか調子はずれにも。

・・パンフに関しては今回高橋ヨシキさんデザインらしいが、今風だかなんだか知らんが、毎度思う、絵や写真無しの文字だけデザインには賛成できない。

・・個人的にはこの映画のあと、『薔薇の名前』よりかは『尼僧ヨアンナ』の方をもう一度観たくなったなぁ。

・・パンフに関しては、正直900円は高い。ボリューム(中身)も、もう少しあったらなぁと。