Updated on 4月 21, 2020
(映画パンフレット) 『キャロル』
パトリシア・ハイスミス原作、トッド・ヘインズ監督作品『キャロル』(2015年)
原題「CAROL」
(出演)ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、
(音楽)カーター・バーウェル
・・キッカケは助演のルーニー・マーラ目当てで鑑賞。これまでも「ソーシャル~」や「ドラゴンタトゥー」など観てはいたのだがそんなに気になる女優さんでは正直なかった。ただ、この映画においての役柄、容貌は別(例えで云うなら他の女優で云うと最近ではロザムンド・パイクなんかそうじゃないかな。「007」のボンドガールやトムクルーズの「アウトロー」も観てたけど、ひとりのバイプレーヤーとして特になんとも思わなかったのだが)。
公開前の予告編でのサンタ帽を被ったルーニーの画面こちらを見る瞬きしない大きな瞳にやられちゃったね。
・・そして劇場へ。
虜までは云わないがやっぱり主演の”キャロル”ことケイト・ブランシェットを個人的には大きくうわまったと思う(好きぐあいがね)。
ただ、パンフに関してちょっとひとことあるなぁ。売店コーナーで初めて見た際思わず「え!?」と声が出てしまったほどイメージと違うパンフの表裏に違和感。違和感・・というか、それまでもフライヤーやポスターなどで映える明るい色彩、デザインを何度となく見てた為、パンフの暗さ重たさ(サスペンス映画か?と思われるようなダークさ)に”ちょっとイメージ的に違うんじゃないかなぁ~”とひとりツッコミが。
まぁ、何よりカーター・バーウェルのスコア(サントラ自体50年代オールディーズ風もあり皆いいね)がいい。特にラストの徐々に盛り上がる曲とともに、きっと良いその後が迎えられるんじゃないかと思わせるエンディングが心打たれたね。
本当に美しい同性愛の物語であったね。
アカデミー賞は無冠だったけどそんなことどうだっていいよね、もともと良い映画なんだから。