Posted on 9月 5, 2021
(映画パンフレット)『大霊界 死んだらどうなる』
霊界の宣伝マンこと俳優丹波哲郎原作「丹波哲郎の大霊界」を映画化。
丹波哲郎企画、原案、製作、脚本、総監督、石田照監督作品『大霊界 死んだらどうなる』(1989)
(出演)丹波義隆、岡安由美子、神山繁、前田吟、若山富三郎、丹波哲郎、他
(音楽)宮下富実夫
・・公開時は「なんだよ、死んだらどうなるって・・」と仲間とはやし立てながらちょっと小馬鹿にしたものだったが・・まさかこの歳になって真面目に興味もって観るようになるとは思わなかったなぁ。これも自分にとって通るべき道のり(シナリオ)のひとつだったってことなのかな?
とはいえ、映画が始まって早々やっぱりトンデモ映画か?・・と思いきや丹波哲郎プロデュース版映画「神曲(地獄篇、天国篇)」のようだったね。これまでにも観た他の霊界映画「奇跡の輝き」や「ラブリーボーン」よりもずっと霊界映画っぽかったのはなによりだけど。
序盤から主題歌のちょっとくどいかなと思われるくらいのリピートに、昔よく聴いてた宮下富実夫さんのアルバム「瞑想」を聴いてると、昨年の暮れに観た映画「超能力者 未知への旅人」を観た時のようななんだかあったかい気持ちになったね。
主人公とずっと一緒だった犬のブンはダンテと共に行動したウェルギウス、あるいは「銀鉄」(999じゃなくて夜の方ね)のカンパネルラのような存在だったようにも思われたけど・・。
・・あらためて、明日からも徳をつんで明るく素直に穏やかに生活しようと思ったりもしたね。