Updated on 11月 10, 2019
(映画パンフレット)『黙秘』
スティーブン・キング原作「ドロレス・クレイボーン」を映画化、テイラー・ハックフォード監督作品『黙秘』(1995)
原題「Dolores Claiborne」
(出演)キャシー・ベイツ、ジェニファー・ジェイソン・リー、デヴィッド・ストラザーン、
(音楽)ダニー・エルフマン
・・この作品は監督や俳優で観に行ったというよりキング原作目当てで行ったかな。
・・いやぁ、ホントに暗く重たい映画だったね。キング原作のなかでも異色作のように感じ小津安二郎映画のなかで「東京暮色」のどぉ~んと暗い映画を観終わった後のような余韻。
とはいえ、救いのひとつとして「東京~」では悲劇のヒロイン演じた有馬稲子さんの美しかったこと、この「黙秘」でのジェニファー・ジェイソン・リーのモサァ~とした色白の影ありありの薄幸キャラだったがそれが良かったということ。対して主演のキャシー・ベイツさんに関しては演技をするいぜんにまず存在感の大きかったこと。日本でいうと樹木希林さんのようだったかな。
あとは映画を観終わってビックリしたことは、ダメな父親を演じた(パッと見はハリー・ディーン・スタントンかと思った)デヴィッド・ストラザーン。あの「グッドナイト・グッドラック」のダンディーな主演を演じた同一人物。・・パンフを見るまで気づかなかったね。