(映画パンフレット)『殺しのドレス』

 ブライアン・デ・パルマ脚本、監督作品『殺しのドレス』(1980)

 原題「Dressed to Kill」

 (出演)アンジー・ディキンソン、マイケル・ケイン、ナンシー・アレン、キース・ゴードン、

 (音楽)ピノ・ドナッジオ

・・初めて(一回目)観てデ・パルマ監督を知り、ショッキングに酔い、すべての判った二回目には各キャラクターにより注目して、三度目には各シーンの細部などによりゾッとなったりしたかな。なにげにチラリ映る犯人(美術館の外にも居たね)に「サスペリア2」の犯人(トリックの)なんかを思い起こさせたりしたよね。

・・やっぱり何度観てもこの映画はアンジー・ディキンソンさんに尽きるよね。もぅネタバレだといってる場合じゃないけど「サイコ」のジャネット・リーの役ぐあいをこの映画ではアンジー・ディキンソンさんが演じてたけど・・これまたフェロモンムンムンの悩殺の連続。美術館のシーンは「サイコ」というより「めまい」の世界。会話のないままに情事へといたる過程は男と女というよりもはやオスとメスのさかり模様のよう。さらに名シーンのひとつエレベーターへといくのだけど短くカットを割りながらの被害者、目撃者、犯人の映るカット(紗あり、分割あり、スローあり)は映画史にも残るであろうショッキングサスペンスしーんだよね。

・・ナンシー・アレンもたしかにいいけど、もぅデ・パルマ監督(元奥さん)作品常連だし、もぅお馴染みのひとりとして良いも悪いもなく観ちゃうよね。

・・あらためて、デ・パルマ監督作品は個人的には初期の頃の「愛の~」や「殺しの~」や「ミッドナイト~」など回数多く観てしまうよね。なにがいいかって・・勢いがあると感じられるよね。