(映画パンフレット)『エンド・オブ・デイズ』

  ピーター・ハイアムズ撮影、監督作品『エンド・オブ・デイズ』(1999)

  原題「End of Days」

 (出演) アーノルド・シュワルツェネッガー、ガブリエル・バーン、ロビン・タネイ、ケビン・ポラック、ウド・キア、ロッド・スタイガー、

・・シュワルツェネッガー映画だから個人的義務映画として鑑賞。パンフの表紙デザインもシュワルツェネッガー映画ならではのドカンと顔アップでいつものごとくスペースとってて物足りない。

相変わらず安心して観られるハイアムズ監督映画。しかもシュワルツェネッガーとのタッグ。結局最後は勝つパターン。「レリック」の時と同様、要所要所グロテスクさにもがんばってるけどエゲツさなくサラリと安心して観られる。

展開的には人類のため彼女を抹殺するのか、それとも彼女ひとりを助けるのかを後から思うに、これって『マトリックス』の主人公の境地にも思えたりも。最後の自ら犠牲を払って悪魔を追い出したというか解決にいたったのは『エクソシスト』要素も。そしてカウントダウンされる1999年12月31日のタイムズスクエアまわりの舞台というと『ストレンジ・デイズ』とちょうど同時進行中だなと。あっちも主役のレイフ・ファインズも大変だったようで。

「ユージュアル・サスペクツ」の時も格好いいなぁと思ったガブリエル・バーンも共演。敵役(悪魔)ながらも脂ののった何やってもダンディーに見えたね。あの羽の生えたサタンってルシファーを模写したものだったのかな。さすがにロッド・スタイガーさんが出てたとはわからなかった。

ただそれ以上に(今回の観たなかでの一番の収穫)ロビン・タニーさん(別作『バーティカル・リミット』に出演したがまだ未観なので、はじめて知った)がオドオドと泣いては逃げてはとヒロインにしては際立ってない役だったが、個人的には好感もてる顔立ちのキュートさがあったかな。

正直、シュワちゃん死して終わるとは(バッドエンドと云っていいのか、人々を救ったというハッピーなエンディングととらえていいのか)思わなかったなぁ。