Updated on 1月 1, 2021
(映画パンフレット)(キューブリック作品) 『アイズ・ワイド・シャット』
シュニッツラーの原作「夢奇譚」を映画化、スタンリー・キューブリック製作、脚本、監督作品(遺作)『 アイズ・ワイド・シャット』(1999年)
原題「Eyes Wide Shut」
(出演)トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、シドニー・ポラック、
(音楽)ジョスリン・プーク
(OP・ED曲)ショスタコーヴィチの『ジャズ組曲 第2番 ワルツ2』
・・原作で描かれてた深夜の仮面パーティーを濃密に(禁断の世界風に)より一層盛り上げている。バックに流れるジョスリン・プークの”MASKED BALL”がまさに悪夢のような狂乱ぶり。ただ、この映画観れば観るほど謎も募り、自分なりに解釈したくなる。なにしろ原作もフロイトの影響も受けてのこともあるので内面の世界が深く関わることから尚更この話の流れの夢解釈をしたくもなる。
書籍「アイズ・ワイド・オープン」もやっぱり手放せないかな。
・・パンフレットに関しては頁数はそれほどない割には半分以上を過去作の紹介に費やされている。もっとこの映画についての謎解きに関するものや各界の人の観た感想やエッセイなど載せて欲しかったなと思うけどなぁ。監督最後の作品だしね。
なんといっても、この映画の象徴的はやっぱりショスタコーヴィチの『ジャズ組曲 第2番 ワルツ2』だよね。この映画を観て以来テレビからラジオからこの曲を耳にすると自然と映画のハイライトシーンが頭の中で流れたりするよね。