Updated on 9月 24, 2022
(映画パンフレット) 『グッドナイト&グッドラック』
スティーブン・ソダーバーグ製作総指揮、ジョージ・クルーニー脚本、監督作品『グッドナイト&グッドラック』(2005年)
原題「Good Night, and Good Luck」
(出演)デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー 、ロバート・ダウニー・ジュニア 、パトリシア・クラークソン、
・・テレビ、ジャーナリスト界においての実話を元にした話(いわば”赤狩り”映画)だが、個人的には話の筋、展開よりもさておいて、まず何より主演のエド・マロー役のデビッド・ストラザーンの演じぶりが、あまりにも渋く同姓からみても格好良すぎる。特にタバコを片手に話す構えなんかは大人(ジェントルマン)の色香がプンプンただよう。
・・映画としても全編モノクロってのも良いね。あと、サントラ(BGM)としてのジャズ(すぐにサントラを買った)も申し分ない。
・・劇中長々と語るマローの言葉なんかもうどうだっていい(内容が頭に入ってこない)と思うことも。要は、終わりに付けるカメラ目線での「・・good night・・and good luck・・」さえ聴ければもうそれだけでいいということ。恰好良いもんね。
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・・と、公開時に観た上記の率直な感想を経て(あれから15年と経ったか)再度鑑賞。なんか、気に入ってた冒頭からのジャズバックから今回は違って観えたね。あれからもいろんな映画を観たことや歴史を知るうえで、同じオープニングカットから(赤狩り問題とはまた別に)人種問題ということもあったか、画面に映ってる人々すべて白人。アメリカ国民といえどもこんなに偏るものかと、なにか観てて以前に観た時と違いモヤっとなる。
・・あと、二度目か三度目として観たキング原作映画『黙秘』での、あのどうしようもないお父さん、デヴィッド・ストラザーンだったんだね。どうしてもこの映画のスマートなイメージがあったんで改めて知った時にゃなんかオカシカッタネ。