(映画パンフレット)『82年生まれ、キム・ジヨン』

   作家チョ・ナムジュによる同名ベストセラー小説を映画化、キム・ドヨン監督作品『82年生まれ、キム・ジヨン』(2020)

   原題「KIM JI-YOUNG: BORN 1982」

   (出演)チョン・ユミ、コン・ユ、

・・原作小説は未読のまま映画を鑑賞。

・・最近では『花束みたいな恋をした』でのスケッチブックタイプのパンフのような、今作の縦型便せんタイプ(いわゆる変形式)のパンフ。表紙デザインのイラスト(ジヨンの後ろ姿のなんと哀しく寂しいこと)のシンプルさが映画全体を物語ってるようで(紙も弱々しく)良い。ただ、字が小さい!目を凝らさないと読めない!これは自分だけじゃないと思うね。デザインだけでなく中身もバラエティに富んでて良いんだけどなぁ。

・・この映画で初めて知った女優チョン・ユミ

さん。奇麗な女優さんで良いんだけど、なんか、綺麗すぎてなにをやっても汚れぐあいが感じられない。主演だからショウガナイけど一般家庭としてのお母さんを思うとあんまり綺麗でもなぁと・・容姿が良すぎてあまり頭に入ってこない場合もあるんだよなぁ。

・・タイミングというものがあろうか、この映画を観た時期というものが自分にとっては得るもの感じるもの重なるものがあり、主人公とは国籍や性別や境遇など違うが劇中の主人公を見ながらまるで自分をみてるようにも感じてツラいこともあったかな。あと、タイミングと云えば小説やエッセイなど書いたりするようなアウトプット(吐き出し)も必要なんだなぁと。

冒頭とラストでベランダに立つ主人公はまるでスカーレット・オハラのようだったし、横断歩道を渡る二人の姿は『アキレスと亀』の二人のようだなぁと。

・・時々韓国映画を観て思うんだけど、男のメソメソ泣く(どうも観てるこちらは引いてしむんだよなぁ)カットがよくあるように感じるけどなぁ。あと、男は女に対してむやみな軽はずみなことは云えないってことを改めて感じたかな。

・・こんど主演の二人の以前の共演『トガニ』を観てみようかな。