Posted on 6月 19, 2020
(映画パンフレット)『ラストレター』
岩井俊二原作、脚本、編集、監督作品『ラストレター』(2020)
(出演)松たか子、福山雅治、広瀬すず、森七菜、他
(主題歌)「カエルのうた」森七菜
・・よっぽど『LOVE LETTER』の印象が強かったためか、半分期待に半分冷静に鑑賞。全編観て『LOVE LETTER』ほど良かった~感がなく逆にちょっと引っかかるところがいくつかあったりと・・良かったんだけど・・大満足ではなかったかな。
まず引っかかったのはキャスト。まずはお父さん役の庵野さんの演技にちょっと溜息。もうちょっとお芝居的になんとかならなかったのかなぁ~と。夫婦だから風呂場も覗いてもかまわないと思うし、ちょっと現実離れした感が・・(職業的にも)。
あと冴えない小説家役の福山さんもちょっと格好が良すぎるのか・・どうも入っていけなかったかな・・(年とっても同窓会で格好良かったら他の同級生もホットカナイでしょ)。しかも同窓会でいうと、25年や30年ぶりとはいってもそんなに顔は変わらないと思うけどなぁ・・、みんながみんな騙されてたよね(姉妹の上も下も区別できず)。そんなに判らないもんかなぁ~と。
手紙のやりとりもこの現代においてちょっと古風すぎた現実ばなれ感がしたかな。「LOVE LETTER」の時は思わなかったけど今やSNSやスマホ普及のご時世いくら水没させたからって修理もしたのかどうかも判らないままでの手紙のやりとりにはちょっとしっくりとこなかったかな。
この映画で初めてしった女優森七菜さんはたしかに良かった。演技してたというより現実的にも見られる等身大の女の子を演じてたようで健気で可愛らしかったね。エンディングの歌も・・そうだなぁ・・マイク濱シリーズの劇場第2作目のエンディングの歌「水の音」を聴いた時のような清々しさがあったよね。