Updated on 9月 24, 2022
(映画パンフレット)『マトリックス』
SFサイバーアクション映画、ウォシャウスキー兄弟脚本・監督作品『マトリックス』(1999)
原題「MATRIX」
(出演)キアヌ・リーヴス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、
・・この作品に関してはやっぱり予告編からだったかな。個人的には予告編の(これまで観てきたなかでの)オールタイムベストのひとつとして「ロッキー4」と並ぶベスト作品。特に予告内での銃撃ファイトのバックのBGMに使われるエニグマの「The eyes of truth」があまりにも恰好良くてサントラのなかの曲よりも自分的にはこの映画のイメージが強い。もしかしたらこれまでに観た古今東西洋画邦画の予告編のなかの三本の指には入るだろうお気に入りとなってる。
公開当時予告編の恰好良さと巷の話題性につられて観たことは観たのだが、だいたい予告でも使われていたハイライトシーンはじめ意外と全編サラリと観て面白かったようで・・なんだかよくわからなかった印象だった。そしてそれっきり・・。
・・あれから18年、明晰夢セミナーで、先生との映画談義(お互い映画が好きだということで)のなかで(夢、明晰夢などに関することから)『インセプション』『インターステラー』『トゥルーマンショー』などと一緒にこのシリーズも挙がり、あのシーンはあぁだった、あそこはあぁいう意味があったなど話すが、こちらはうろ覚えでイマイチピンとこない(もう忘れちゃった)。そこで先生にも薦められもう一度観てみようときれいにBR保存してたのを久しぶり鑑賞。
いやぁ、奥が深すぎる。これは紛れもない哲学映画。公開時に期待してウキウキしてたアクション部分が全然刺さらずそれ以外の地味な会話シーンに虜となった。観方が180度変わってしまった。いやぁ、あらためてこの映画歴史に残る名作だと今更ながら感じてしまった。遅い遅くない関係ない。自分も今になって気づいたのかもしれない。この時期に再度この映画を観るということじたい自分にとっても意味があったと思う。そして劇中のトーマス・アンダーソン(キアヌ)同様、うだつの上がらないシガナイいたって普通の人間を自分も演じていると思うのだが、この映画を観ることによってより覚醒に向けて(なんに対しての覚醒かは分からないが)励み自分もネオ(世の人々の救世主や神様になるとは云わないが)になるとアファメーションする。
この世は思い込み(思考)がつくりだしたイメージ
大器晩成・・
「自分はダメだ」と思ってしまうと、その思いが実際にダメにしてしまう。
アメリカのニューソート哲学「君の心が現実をつくりだす」
・・さっそく「マトリックス」完全分析を読みより一層の深い世界観を探求していこうと思う。
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・・今年(22年)観た一本目の映画『レザレクション』を経て、さらに今日の『アニマトリックス』と過去三作と『レザレクション』のwowowでの一挙放送。録画保存しながら鑑賞。やっぱり観れば観るだけより理解していき楽しめる。そして二度目三度目と観る度にアクションシーンはサラリと観、動きのない会話シーン(メタ的内容含めたやりとりなど)にこのシリーズならではの醍醐味を覚え、登場人物らがなにを云ってるのか少しづつ頭に入っていき、より一層楽しさが増えてきている現在となってるかな。いや、ホントに観れば観るほど面白い。今後も何度と観るだろうなぁ。