Updated on 8月 6, 2022
(映画パンフレット)『ナチュラルボーン・キラーズ』
クエンティン・タランティーノ原案、オリバー・ストーン脚本、監督作品『ナチュラルボーン・キラーズ』(1994)
原題「Natural Born Killers」
(出演)ウッディ・ハレルソン、ジュリエット・ルイス、ロバート・ダウニーJr、トミー・リー・ジョーンズ、トム・サイズモア、
・・1950年代に起きた連続射殺事件をもとにタランティーノ脚本を大幅に変えての映画化らしい。「俺たちには明日はない」「トゥルーロマンス」「ワイルド・アット・ハート」など足したようなロードムービー。テレンス・マリックの「地獄への逃避行」の方がより事件に則してる。
・・やっぱりタランティーノ自身が監督した方が断然面白かったであろうなぁと思わせる全編にかけて社会派監督によるちょっとした無理感を感じたような・・。サイケなカットやアニメも出たりなどいろいろ駆使したらしいけど、タランティーノ作品ほどユーモア感じられず、なにか不快感のみの、映画の波に乗れなかった。イカシタぶっ飛び感の映像であればあるほど何か面白くない。例えが悪いけど、熊井啓監督が「いつかギラギラする日」を撮るようなもの?観ててそんな感じがした。
「ケープ・フィアー」や「蜘蛛女」などまでは可哀そうな役柄のイメージあったジュリエット・ルイスもこの映画からだろうか?がらりと180度転換のような頭や尻の軽い女の似合いそうなイメージっぽくなったのは(個人的な勝手なイメージ)。日本の女優にはまだまだいないタイプだよね。