(映画パンフレット)『ニック・オブ・タイム』

  ジョン・バダム製作、監督作品『ニック・オブ・タイム』(1995)

  原題「Nick of Time」・・(和訳)時の刻み、際どい時、

 (出演)ジョニー・デップ、クリストファー・ウォーケン、チャールズ・S・ダットン、ピーター・ストラウス、グロリア・ルーベン、

 (音楽)アーサー・B・ルービンスタイン

・・おなじみジョン・バダム監督作品・・贔屓するようなお気に入りの監督っていうわけじゃないけど・・たしかこの映画が(公開前の)紹介された際での「ほとんど同時進行モノ」に惹かれて観に行った。

内容(中身的に)も思ったとおりの(過去作同様監督がジョン・バダムということもあって観る前からそんなにドギツイ映画じゃないだろうなぁと)サラリと90分を楽しんだ「あぁ面白かった」映画。過去作同様、刺さることはなかったが、逆につまらないということもなく、安心して観られた感あったよね。

ジョニー・デップはメイクなし被り物なしの普通の役の方が(その映画の内容も伴ってか)やっぱり良い。どうしても『パイレーツ』シリーズやティム・バートン監督作品でのジョニー・デップはどうしても奇を狙った感(内容)にあまり観たいなぁと個人的には感じられない。まぁ、役柄というよりも映画の内容の問題かな。

 あと、それだけじゃなくこの映画に関しては観に行ったのは独りでなく当時知り合いの(だった) I さんと一緒だったと思う。シネコンじゃなく前もっての席の予約でなかったので(昭和期同様の早い者勝ちの席取り)チケット買っていざ館内に入るとけっこうな人の数(運悪かったのかその上映時間にけっこうな客が)。連なる席を探そうにも全然空いてなく結局見つかったのが前から2,3列目のスクリーンを見上げる近場。そこでしょうがなく観たっていう記憶が残ってるかな。

・・映画って面白いよね。何年、何十年経ったあとでも、独りで観たであれ、仲間と観たであれ、どこで観たかであれ、なにを食べながら観たであれ、どんなロビーでなにを(パンフは勿論)買ったかであれ、久しぶりにテレビで観たりした際には当時の記憶なんかも(こうして綴ってるように)思い出されるもんなんだね。