Posted on 5月 20, 2020
(映画パンフレット)『パラサイト 半地下の家族』
第72回カンヌ国際映画祭パルムドール、第92回アカデミー賞、脚本賞、監督賞、作品賞など4冠、ポン・ジュノ脚本、監督作品『パラサイト 半地下の家族』(2019)
原題「Parasite」
(出演)ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、パク・ソダム、チェ・ウシク、他
・・いやぁ、びっくりしたね。監督賞、脚本賞は可能性大に思ってたけど、まさか、作品賞まで獲るとは正直思ってもみなかったなぁ。と、同時に韓国映画凄いと思ったのと並行して昨今の日本映画の魅力の無さ、作家性の無さ、いまだに続くベストセラー漫画や小説の映画化の多さに憤懣してしまったかな。面白くない、つまらなかった、以前に観たいと思う作品がまず無い。もうすぐ日本国内でも催される「日本映画アカデミー賞」があるけど、毎年録画して早送りしながら(かたちだけ)観てるけど・・まずもって作品賞ノミネート作品から見事に毎年毎年自分が観てる作品が(見事に)無い。これは単に好みの問題だろうか?単館系の劇場で公開される規模は小さいながらも作家性のある作品に関しては好んで観たりするが、まずもってアカデミー賞にはノミネートすらされない。4社協定じゃないけど未だに各賞に挙げられる作品は大手からの作品ばかり。なんか寂しいというか、こんなんで良いの?と改めて思ったね。溜息も出ちゃうよね。
・・さて『パラサイト』、鑑賞して歴史に残る大傑作作品とまでは正直思わなかったけど(他にも凄い刺激のある作品もあるしね)なんにしろ韓国映画の力強さに惚れ惚れさせられたね。あと同監督作品の「母なる~」や「殺人の~」などもう一回観てみようかと思ったりもね。
・・作品は観てて思ったことに、ざっくりだけど「アメリカンビューティー」(或る意味家族の崩壊)とコミカルなジャッキー映画を掛け合わせたような個人的印象だったかな。