(映画パンフレット) 『クリシーの静かな日々』

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クリシー(映)2
クリシー(映)3

  ヘンリー・ミラーの自伝的同名小説を映画化、性解放先進国デンマーク映画、イェーンス・ヨーゲン・トールソン監督作品『クリシーの静かな日々』(1970)

  原題「Quiet Days in Clichy」

 (出演)ポール・バルジャン、ウェイン・ジョン・ロッダ、ウラ・レンビグ・ミュラー、エリスベス・レインゴード、アビー・サギルド、シュザンネ・クラーゲ、ルイズ・ホワイト、ペトロネッラ、

 (音楽)カントリー・ジョー

・・古書市で初めてパンフレットを手に入れ、原作を読み、さぁ映画だと思いきや、現在では上映の機会は無いわ、レンタルDVD(ビデオ)も全く無いわで(ちなみにとYOU TUBEを観ても動画も無かった)、日本では今やこの作品は観ることができない。ということで輸入DVDを購入するにいたり渋々日本語字幕スーパー無しで鑑賞。ただ原作に忠実でよくわかった。よくわかったどころか(理解できたか云々より)台詞でのやりとりはあまり無く全編絡みっぱなし(みんな性欲に赴くまま)。性器もぼかし無しで堂々とアップで映ったり。

・・と、観ながらふと思った。普通にパンフレットがあるということは当時日本でも公開されたと思うのだが、やはりぼかしはあったのだろうか?ということ。ちなみに今年の春に観たギャスパー・ノエ監督の『LOVE 3D』も全編やり放題の映画だったけど(こっちはトーンが重かったね)、同じやり放題でもこの作品はブルース、カントリー、ミュゼットなどをバックにライトなATG映画(特に観ながら「午前中の時間割り」っぽいなと思ったりした)のようで個人的には卑猥感なく楽しめた。けっこうコミカルな映画だね。

卑猥といえば、劇中で男も女も皆性器から結合部分までバンバンに映ってたのだが、唯一というか、主演のヘンリー・ミラー役(映画では”ジョーイ”)のみ性器が一度も映ることは無かった。たまたまだったのか?あえて編集でこの人(本来は役者でなくバレーダンサーらしい)のみカットしたのか?ちょっと気になったりと・・。

 

 

  

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