(映画パンフレット)『ランボー/怒りの脱出』

  ジェームズ・キャメロン ・シルヴェスター・スタローン脚本、 ジョージ・P・コスマトス監督作品『ランボー/怒りの脱出』(1985)

  原題「Rambo: First Blood Part II」

 (出演)シルヴェスター・スタローン、リチャード・クレンナ、チャールズ・ネイピア、ジュリア・ニクソン、

 (音楽)ジェリー・ゴールドスミス

 (主題歌)『Peace in Our Life』フランク・スタローン

・・公開当時、行きつけの劇場で割引券(ルパン三世との二本立て)を所持しておきながら映画館では結局観なかった。正直まだその頃ランボーじたいにそれ程興味がなく、ましてやルパンにも関心なく同時期に別の映画館で上映されてた『キッズ(早見優)』『ファーストミッション(ジャッキー)』『V.マドンナ大戦争』の三本立ての方を観に行った。まぁ、今思い起こしても三本立ての方を観たことになんの失敗もハズレも悔やみもなく『ランボー』もけっきょくあとになって観たんでまぁそれはそれとして。

たしかにこの作品と三作目でランボーシリーズが一作目とはガラリと変わってイケイケドンドンじゃないがアクションエンタメ路線が主流となって子供から大人たちもスタローンのアクションにウハウハしてて(たしかに自分もそのうちのひとりだった)シリーズがかさなることに一作目が味気なく思えるようになったのはたしか。

ただ、あれから2~30年と経って改めて思い返すに、バンバンやりゃぁ良いってもんでもないし、一作目を今になって観返してもベトナム帰還兵の悲しみかかえたランボーの抵抗をあつかった一作目の方が(以後4作目もシリアス路線に)脳裏に残るなぁなど思うことも。

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・・さらに月日も経って思うことにも・・

・・最近公開されたトム・クルーズ主演シリーズ『ミッション・イン・ポッシブル』(自分は2作目以降未鑑賞)の宣伝や紹介を見てると全部観てないから何とも言えないが、何んとなくでも一作目から作風が変わってるっぽい。一作目のれっきとしたミステリー感大なスパイ映画から最近のシリーズではなんだかアクションありきの「007」のような「ジャッキー映画」のようなかんじがする。そんな感じをこのランボーシリーズも2,3作目と感じたようになんだか作風が変わったなぁ~と。アクションさえあれば良いってもんでもないしね。これも年とっての観方・捉え方も変わったっていうことなのかね?