Updated on 1月 31, 2023
(映画パンフレット)(原作松本清張作品)『疑惑』
松本清張原作を映画化。野村芳太郎製作、脚本、監督作品『疑惑』(1982)
~1974年に発生した別府3億円保険金殺人事件をヒントに創作された原作を映画化(実際の事件では車から這い出て助かったという後の容疑者は不動産経営の男~
英題「Suspicion」
(出演)桃井かおり、岩下志麻、仲谷昇、
(音楽)芥川也寸志
・・おそろしい女のバチバチ感溢れるサスペンス劇(罵声浴びせるわ、水かけるはの)。
もぅ、観てて怖い怖い。
このコンビ(桃井、岩下)の芝居を最初に観てしまうと(もぅ観てしまったんで)のちにテレビなんかで4~5回ほどドラマ化されてるらしいけど(未観)、あまりの映画でのインパクト(衝撃)の為それからテレビで放映されても全然観る気もなく映画を超えるようなクオリティ作品はまだ無いだろうなぁと一方的に思ってる。
仲谷さんはこの映画で知ったような記憶で、以降、自分だけの先入観として可哀そうな役ばかりさせられているようにも思った時期もそれからも長くあったが(あくまでもバイプレーヤーのひとりとしてね)、けっこう年数経ってのちに観た吉行淳之介原作の映画『砂の上の植物群(中平康監督)』の主演ぶりを観て新鮮に驚いたし、そのニヒルさぶりにイメージもそれから変わったね。