(映画パンフレット)『シャドウ・イン・クラウド』

  アメリカ、ニュージーランド映画、ロザンヌ・リャン脚本、監督作品『シャドウ・イン・クラウド』(2020)

  原題「Shadow in the Cloud」

 (出演)クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、カラン・マルヴェイ、

 (音楽)マフイア・ブリッジマン=クーパー

  「母は強かった!」・・率直な感想。

・・公開前だったか、公開時だったか、チラシかポスターを見ての、主人公のもぅすっかり大人となったクロエさん(ちゃん)以外にはとくべつ観たい要素が正直無かったんで劇場鑑賞はスルー。のちにWOWOWだったかチャンネル変え中にチラリ観かけて(途中も途中のシーン)、え?アクション?しかもなにやらクリーチャーらしき物体も出てるし、SF?と、それまでのイメージも簡単に覆されての、後日、最初から観てみた。84分とコンパクトでダラケたカットもなく、リアル感やトンデモな作りにもそれ程気にならず、いやいや、ふつうに面白かった。今や大人となった(体も成長し逞しくなった)クロエちゃん(さんと云うべきかな)による強い女として爽快に悪をぶっ倒す、これは自分だけでなく誰しもそう思ったかもしれないが、或る意味女版スタローンのような、サラ・コナーのような。

・・パンフのデザインについて。たしかにクロエ・グレース・モレッツとグレムリンの話なんだが・・、グレムリンに関しては(映画を観た人であればいいんだが)絵的にあえて出さない方がいいんじゃないかなぁ。あと主演のクロエ・グレース・モレッツに関しては映画を観れば強い女だったんだなぁ~とわかって表紙の凛々しい姿もわかるだが、それは中盤から終盤にかけての強い女だったということで序盤から女一人で男たちからセクハラなど散々いじくられる存在でいたことからも含めてもうちょっと違う絵(スチール)がよかったんじゃないかと。そして中身については、80年代作品のパンフっぽい、最低限のスチール写真数と、二編のコラム、もあるなどスカスカなペラペラでもなく、かといって、無下にやたらと厚くもなく。