(映画パンフレット)(北野武作品)『座頭市』

  子母澤 寛 原作を映画化、北野武脚本、編集、監督作品『座頭市』(2003)

  英題「Zatoichi」

 (出演)ビートたけし、浅野忠信、夏川結衣、大楠道代、大家由祐子、岸部一徳、ガダルカナル・タカ、橘大五郎、柄本明、

 (音楽)鈴木慶一

 (衣装)黒澤和子

  ~第60回ヴェネチア国際映画祭、監督賞(銀獅子賞)受賞~

・・北野作品のなかでも興行的にお客さん入ったしエンタメ性に富んで受けも良く世界的にも認められたと云われる作品だが・・個人的には初期の頃のクセの感じられたコラージュ的(ストーリー性の稀薄)の方がインパクトもあって好きなんだが、今作のチャンとした展開、編集、キャラたちのやりとりを観るに、逆に味気なく感じたかな。悪いわけじゃないが、独特な初期作品を思うと(比べてしまうと)好みが分かれてしまう。「より良い」ということで。 だからと云うわけじゃないが、クライマックスでの最高潮にあがるタップダンスも(エンタメに富んでるが)どうも個人的には引いてしまう。勝さんのシリーズが頭にあるせいか比べてしまうせいかどうも違和感がついてまわるんだなぁ。